2017年12月11日月曜日

2017年12月6日

合同発表

こんにちは、倉澤です。師走に入り、何かと忙しい毎日ですね。

今週の水曜日、総合芸術学科では合同発表が行われました。合同発表とは前期、後期に各一回ずつ行われ、総合芸術学科の教員、学生達の前で三回から修士までの学生達が各々これまでの研究成果を発表する機会です。

私は4回生なので今回が学部最後の発表でした。
いつものことながら、合同発表の日は朝から、配布資料の印刷(前日にやるのが望ましい…)、パワーポイントを確認したり、原稿の音読練習をしたりと落ち着きません。

ただ、合同発表自体は、普段は異なるゼミに所属する学生の研究を知ることが出来るので、とても楽しいです。
今回も西洋、ファッション、現代アート、染織等、国や時代が異なる様々な分野の発表を聞くことが出来、勉強になりました。

因みに私はかねてより研究対象である木工芸の指物について発表を行いました。その際、先生達に様々なご指摘を頂いたので、今後はそれらを踏まえて卒業論文を書いていきたいと思います!

来週も水曜日の13:00から新研究棟で合同発表が行われる予定ですので、もしよろしければ聞きにいらしてください。

倉澤






2017年11月15日水曜日

2017年11月15日

向日市激辛商店街

芸祭も終わり、恐ろしいことに今年もあとひと月半で終了です。
寒さが日に日に厳しくなっていきますが、そんな時に食べたいものといえば、「鍋」ですね!さらに言えば辛い鍋だったら最高です。
そんな欲望を叶えてくれるのが向日市の商店街が開催している「激辛商店街」です。
駅前の商店街や近隣の飲食店が、それぞれ工夫を凝らした激辛メニューを提供しています。
その激辛商店街が、龍谷ミュージアムで開催されていた「地獄絵ワンダーランド展」とのコラボメニューを制作し、さらにその企画に元web班の西森さんが関わっていると聞き、みんなで食べに行ってきました。(10月25日の日誌を参照!!)


激辛メニューに挑戦したのは以下の3人!
田島先生
・web班のスーパーバイザー
・辛いのはそれほど得意でもない
・薬膳を食べて全身の毛細血管が開ききった結果、気絶しかけたことがある

倉澤さん
・頼れるweb班現リーダー
・辛いのはそれほど得意でもない

柴田
・web班の長老
・辛いものは好きだが得意でもない


辛いもの大好きという谷岡さんの都合が合わず、辛さ耐性の低いパーティーで挑みました。向日市に向かう電車の中から既に不安です。田島先生が倒れたら担いでご自宅までお送りする覚悟は決めました。


まずはじめに訪れたのは駅前の商店街にあるお菓子屋さん「栄久堂」
こちらで売られているのは「天国と地獄」というお饅頭。
「天国」と「地獄」の二種類の味があり、天国饅頭はゆずあん、地獄饅頭には一味と七味を加えたゆずあんが入っています。
早速購入して食べてみます。


見た目からはどちらが地獄饅頭なのか区別がつきません。

食べてみると……あれ?意外に辛くない……?
拍子抜けしたのもつかの間、だんだんと口や食道に痛みが出始めました。
口に入れた直後は「案外辛くないね!」と言っていた田島先生も、5分後には自動販売機でカフェオレを購入。これはまずいぞ……!




商店街にあった顔はめパネル。年季を感じる。




「口がぴりぴりする」「お腹が熱い」と言い合いながら次の目的地「中国料理 麒麟園」へ。
こちらのお店では激辛熱々の『灼熱坦々小鍋』を注文。
辛さはノーマル、1、2、3……と辛くなり、MAXは5!さてどれにしようかと悩み、店員さんに聞いてみると「辛さ2でも食べられない方はいます」とのこと……
しかしここで怯むわけにはいかない!と「辛さ3」で注文。その他に普通の皿うどんとチャーハンも頼みました。



そして出されたのがこちら!見た目から既に地獄のオーラを放っています。
口に入れてみると、辛味より痛みを先に感じました。
それまで和気藹々としていた場の雰囲気がいっきに静まり返ります。全員無言で箸を動かしますが、痛みで口が動きません。


「ちょっと癒しがほしい!」と杏仁豆腐を注文する田島先生。痛みがいくらかマシになったらしいです。

激辛鍋を一口食べて、皿うどん・チャーハンで癒し、また激辛鍋を口にする、というまさに地獄の刑罰のような食事……店員さんの言うことを聞いておけばよかった!

しかし、冷めてくると辛味の向こう側に隠れた旨味が顔をだし、無事に食べきることができました。一番よく食べてくれたのは倉澤さんです。

激辛鍋の他に注文した料理もとても美味しく、次は激辛以外のメニューを注文したい!と心に決めて店を出ました。ほんとうに美味しかったです……

コラボメニューは展覧会の会期中のみだったので、既に終了しているのですが、その他にも刺激的な激辛料理がたくさんあります。興味を持った方はぜひ向日市激辛商店街へ!

2017年11月8日水曜日

2017年11月8日

芸祭終了!

こんにちは!3回生の橋本です
三日間の芸祭が終わり、大学全体がかなりお疲れモードです。制作展と並び、この三日間に一年を注いだ人もいるぐらいの一大イベントです。かく言う私もほとんどこの芸祭のために一年練習を続けてきました。先輩の最後に号泣し、打ち上げの後にそのままカラオケでオールするなどものすごく大学生らしいことも経験してしまいました。



芸祭のメインイメージと言えば、学内に入ってすぐにある巨大なオブジェですよね!これは芸祭委員の中でもイベントデコレーションセクト、通称イベ凸、凸(でこ)と呼ばれることもある部門のお仕事です。彼らは本当に「日夜」仕事を続けて芸祭の顔を作り上げてくれます。「日夜」ですよ。「日夜」。今年のテーマは「弾丸はチョコレイト」ということで、大砲をイメージしたオブジェを作ってくれました!


三日間たくさんの部活やサークル、有志の皆さんがパフォーマンスを披露してくれるのがメインステージです。このステージを作ってくれたのがイベントスペースセクト、通称イベスペさんと照明や音響、パフォーマンスに関わる運営をしてくれたのがイベント企画セクト、通称イン企さんです。彼らはステージそのものからパフォーマンスまで様々なものを統括しています。今年はサブステージが無くなり、メインステージのみになったのでかなりメインに力が入った装飾になっています。ステージの変更に伴いメインにパフォーマンスが全て集まったため、イン企さんは一日に大量の音響、照明を扱ってくれました。

その他にも、外部からのゲストをお呼びするライブセクトや芸祭の情報を発信する情報宣伝セクト、様々な模擬店を統括する模擬セクト、芸祭グッズを考案するグッズセクト、会計セクト、そして芸祭本部、彼らの働きによって芸祭はなりたっています。

みなさんは芸祭には来ましたか?次はぜひ開催する側になってみてくださいね!

2017年11月1日水曜日

2017年11月1日

口紅ちゃん



こんにちは。2回生の松浪です。

京都国立近代美術館で本日から「岡本神草の時代」展が開催されています。
昨日、田島先生と共に内覧会へ行かせていただきました。


岡本神草は、その生涯の短さなどもあり作品数が少ない作家です。本展覧会は多くのスケッチや草稿、また彼と親交の深かった作家たちの作品を交えながら、彼の作家人生を網羅しています。
未完のものや何度も繰り返された草稿などを見ていると、彼の作品へのこだわりを感じます。そして未完のものも多いからこそ、完成した作品の魅力に驚かされました。お願いだから他の作品も最後まで描いておいてくれよ!と思わず叫びたくなるほどに。

岡本神草(1894-1933
「岡本神草の時代」会場風景
(内覧会では撮影が可能)
《口紅》(1918年
彼の代表作《口紅》1918年は、本学の全身である京都市立絵画専門学校に通っていた神草が卒業制作として描いたもので、当時から高い評価を受け続ける名品です。
「図版で見るより圧倒的に実物がいい。」
日本美術を見ているとよくそういう思いに駆られますが、これももちろん例外ではありませんでした。図版ではわからない盛り上げ彩色を始め、実際に目にすると彩色も表情もぐっと魅力を増します。レビューじゃないのでざっくり書きますけど、そのあまりの美しさに胸を打たれました。

さて、フライヤーや看板などに大きく取り上げられ、本展覧会の目玉となっているこの《口紅》、現在は本学芸術資料館の所蔵です。
そして、我々web班のスーパーバイザー 田島先生は芸術資料館館長。
ご招待いただき田島先生は内覧会へ赴くことに決まったのですが、
しかしただ行くのでは面白くない……どうしたものか……。

「そうだ、あの子を連れて行こう!」


田島先生と口紅ちゃん
《口紅》をモチーフに制作されたキャラクター、その名も「口紅ちゃん」!

2010年、京都市立芸術大学創立130周年のときに、それを盛り上げようと学生の手により生み出された彼女ですが、それ以来7年間、田島先生の研究室で長い眠りについていたそう。
しかし今回は岡本神草の回顧展!いま起きなくていつ起きるんだ!

というわけで、京都国立近代美術館に、
「口紅ちゃんを連れて行ってもいいでしょうか」
と問い合わせてみたところ、快諾していただき昨日に至ります。
しかもなんと、「せっかくだから」と田島先生と口紅ちゃん、
あれよあれよという間に前に立っていて、
レセプションパーティーで乾杯のご挨拶まで!
たくさんの方と写真も撮らせていただき、そこそこ評判もよかったようです。
口紅ちゃん、お疲れさま!

京都国立近代美術館のみなさん、
温かい対応を本当にありがとうございました。

2017年10月28日土曜日

2017年10月25日

ギリシアローマ美術館

近頃すっかり秋めいてきましたね。
倉澤です。

私の所属している1ゼミは前期後期と年に2回、先生と学生みんなで学外へ見学に行く「1ゼミ遠足」というものを行っています。

今年の後期の遠足はギリシアローマ美術館へ行ってきました。
実はこの美術館には、前期の1ゼミ遠足でもチャレンジしましたが、その際には美術館が臨時休館しており急遽見学先を変更したのでした。
そのため今回は再チャレンジすべく事前に美術館に電話をしてから臨みました。

ギリシアローマ美術館は北山の閑静な住宅街にあります。そのため、その存在を知らないと通り過ぎてしまいそうになるのですが

 入り口を抜けると4階建ての大きなギリシャ神殿風の建物が現れます。



館内は撮影禁止なのでここからは写真無しでお送りいたします。

因みにギリシアローマ美術館は平成9年に開館し、京都の蜷川家が三代にわたって蒐集した美術品のうち、古代ギリシャ美術を展示した美術館です。

3階まである展示室の内、1階は大理石彫刻とモザイク画、墓石等が展示されていました。
私は今回、初めて大理石彫刻を近くで見たのですが、写真で見ただけではわからない石の質感がはっきりと見え感動しました。
2階、3階は陶器と装飾品等が展示してありました。誰もが一度は教科書等で見たことのある赤絵式陶器と黒絵式陶器を始め、ローマ人の汗とりに使う青銅製の靴ベラ?みたいな形状の道具等様々なものがあって面白かったです。

展示を見終わった後は4階で紅茶と美術館手製のクッキーを頂きました。また、この4階ベランダからの眺めも最高でした。このベランダからは大文字の送り火が鑑賞でき、その時期には鑑賞会も行っているそうです。

そんなこんなで1ゼミの先生や学生達はそれぞれ思い思いにギリシアローマ美術館を楽しんでいました。
また、この美術館では館内撮影禁止の代わりに大理石彫刻の前で記念写真を撮ってくれるので、後日届く予定の写真も楽しみです。

ギリシアローマ美術館、訪れる際は事前に電話をしてから伺うと確実ですよ。






2017年10月25日水曜日

2017年10月25日

地獄絵ワンダーランド展と激辛地獄めぐり


この春までこの研究室にいて日誌も書いていた西森さんを覚えていますか?
この記事とか、フットワーク軽く色々なところに行って記事を書いてくれました。
現在は京都新聞で展覧会やイベントなどの仕事をしています。
先日丁寧なお手紙が研究室に届き、京都新聞が関わる展覧会のチケットをたくさんいただきました。
その西森さんがいま力を入れているのが、龍谷ミュージアムで開催中の「地獄絵ワンダーランド展」、、の関連企画、京都向日市激辛商店街コラボ企画「激辛地獄への挑戦」です。
ブログを見ると、まさに体当たりで記事を書いていまして、総芸で鍛えられた根性を見せつけてくれています。
われわれもその意気に感じて、来週食べに行く予定です。お楽しみに。(田島)



2017年10月23日月曜日

2017年10月18日

雨の日が続きます


雨ばかりで嫌になりますね。偏頭痛持ちとしては大変つらい日々です。藤山です。

芸研日誌にはできるだけ和歌山ネタを提供していきたいと思っているのですが、最近良いものを仕入れられず...。今回は最近起こった、ちょっといい話です。


つい先日のこと。
雨だからといって引き籠るわけにもいかず、夕方スーパーに買い物に行きました。
歩道を歩いていると、背後からすごいスピードで車がっ!!ちょうど横には大きな水たまりっっ!!
・・・・・・全身びしょ濡れです。
思えばその日はツイてない日でした。
朝の情報番組でみた占いの結果が悪かったり、イヤリングを片方だけ落としたり。普段なら
それほど気にならないことなのに、雨の日が続き体調がすぐれないのもあって、限界でした。
苛立ちを通りこして、半泣きになっていると、

声をかけられました。見知らぬご老人です。
どうやら目撃されたようで、「お嬢ちゃん大丈夫か?今のは100%あの車が悪いわ。忘れな忘れな!」と励ましてくださいました。
少しの時間お話して、別れ際には「今そこで買ったもんやけど...」と、おやつまでいただいてしまいました。












←貰ったおやつ



すごく素敵なおじいちゃんでした。よい出会いがあったので、沈んだ気持ちも復活しました。
ところで、このお菓子、すごいかわいくないですか?私が見かけたら即パケ買いしてます(笑)
名前がいいですね!
これをあのおじいちゃんがどうして買ったのかは気になるところです。好きなのかな?
とりあえず家に帰ってからおいしくいただきました。

このように、ツイてないこともありましたが、なんだかんだその日は良い日になりました。



おまけ:
写真が少ないので、散歩中に見つけたへんな植物




















ズーム



















なんて名前ですかね?これ。
調べようと思ってカメラフォルダに残していました。

では、寒くなってきたので体調にはお気をつけください。




 


2017年10月4日水曜日

2017年10月4日

中秋の名月

今年の中秋の名月は10月4日、つまり本日です
中央棟の屋上でお月見をしました。



遠くに見えるのがお月様ですが、やはり写真だと魅力が伝わりにくいです。
夏休みが終わり、もう中秋の名月の時期か!と驚きました。

暑い暑いと思っていましたが、最近、夕方になると冷え込みがはげしいですね。
気温の変化もそうですが、校内の様子でも季節を感じることができます。














今年も芸祭の準備が始まっています!
写真は中央棟前の様子です。今年はどんなモニュメントがつくられるのか楽しみです。
芸術祭ページはこちらです→2017芸祭

2017年9月27日水曜日

2017年9月27日

web班始動と芸祭準備

こんにちは!三回生の橋本です。
大学生のみなさんは夏休みも終わり、授業も始まりましたね。高校だと夏休みの模試が返ってきた頃でしょうか。
京芸では芸祭の準備が着々と進められています。道に散らばっているネジや釘が風物詩ですね。


今年は巨大な門ではなく、芸祭のテーマ「弾丸はチョコレイト」を
象徴するメインオブジェを制作するそうです。
比喩ではなく日夜活動する芸祭委員さん達の姿があちこちで見られます。


そして私たちweb班も今日から本格的に活動を再開します!今日は長期休暇明け名物のお土産コーナーを紹介します。
web班の活動場所であるデスクトップパソコンが立ち並ぶ机のすぐ後ろに、総芸のみなさんが各地から持ち寄ったお土産などが並ぶスペースがあります。

今はこんな感じ

たくさんのお土産の中でも異彩を放つのがこちら


このまりもの古里羊かんは北海道名物のお土産で、名前の通りまりもを模した羊かんです。お祭りなどでよく見かけるヨーヨーのゴムの中に羊かんが入っており、光沢のある玉のような見た目になっています。


爪楊枝などの先のとがったもので突くとゴムが破れ、中から羊かんが現れます。味は普通の羊かんですが、見た目の面白さが研究室内でもかなり話題になっていました。


こんな感じで、後期もweb班は精力的に活動を続けていきます!芸祭に関しての情報なんかも発信していくつもりですよ〜!たぶん!

2017年9月21日木曜日

2017年9月21日

ヨコハマトリエンナーレ2017


こんにちは。2回生の松浪です。
先月担当を忘れていたことがあり、
大変ご無沙汰する結果になってしまいました。
夏休み中は自分が学生であることを忘れてしまいがちでいけませんね。
反省しています。

さて、昨日は突然思い立って、ヨコハマトリエンナーレ2017に行ってきました。
ヨコハマトリエンナーレは、今年で6回目を迎える現代アートの国際展です。
今回の会場は横浜美術館、赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念館の3か所。
(都合上、私は横浜市開港記念館だけ行くことができませんでした。)

赤レンガ倉庫1号館前(撮影:松浪)

タイトルは「島と星座とガラパゴス」、テーマは「接続(性)」と「孤立」。
およそ40組のアーティストが参加しています。
会場内はどこも撮影が許可されています。
(フラッシュNG・動画撮影NGと制約はあります。)

私はまず赤レンガ倉庫から行きました。
赤レンガ倉庫は1号館の2Fと3Fが会場になっています。
各部屋が1人〜2人の作家さんのスペースになっていて、
空間として楽しめるものが多かったように思います。

展示室の壁はフラットに塗られたものが多いので、
煉瓦造りの窓際の作りをそのまま生かした瀬尾夏美さんの作品は特に印象的でした。
(撮影を試みましたが、上手くその空間を写せなかったのでここでは割愛します。)
瀬尾さんの作品は横浜美術館にもあるのですが、
取り上げている題材や表現の方法が全然違うので、その対比もよかったです。

あと、音楽を利用した作品が、横浜美術館に比べて赤レンガ倉庫は多いです。
ラグナル・キャルタンソンさんの《ザ・ビジターズ》は1つで64分という長編。
映像も利用しており空間演出も心地いいので、
体を揺らしながら音楽に聞き入ってる方も多くいらっしゃいました。

全部を挙げているときりがないので、この辺りで横浜美術館の話へ。
赤レンガ倉庫からは歩いて20分程度(会場間無料バスも出ているようで、それを利用すると9分程度で着くそう)です。
わくわくしながらいってみると、
横浜美術館 正面(撮影:松浪)
アイ・ウェイウェイ《安全な通行》2016、《Reframe》2016
な、なんじゃこりゃー!!

近づいて確信してみたところ、柱には色とりどりの救命胴衣、壁面には救命ボート。
アイ・ウェイウェイさんによる大型インスタレーションです。
今回のヨコハマトリエンナーレのタイトルやテーマを踏まえるとなんとなくわかるけれど、インスタレーションの鑑賞は得意ではないので、「難しいなあ」と少し困惑。

横浜美術館 グランドギャラリー(撮影:松浪)
ジョコ・アヴィアント《善と悪の境界はひどく縮れている》2017
そのまま美術館の中に足を踏み入れると、今度はジョコ・アヴィアントさんの新作がどーんとお出迎え。
こちらは作品の下を通り抜けることができるのですが、通り抜けながら「なんだ、これは。」
なんだかもう、この美術館の中のどこからどこまでが作品なのかと半ば疑心暗鬼に。

横浜美術館の展示は、赤レンガ倉庫のものに比べると、絵画や写真、映像作品が目立ちます。
また、東日本大震災を題材にしたものが多かったです。

横浜美術館には「ヨコハマラウンジ」というスペースも設けられていました。
そこは休憩スペースであると同時に、本トリエンナーレのテーマやコンセプトを深めるためのインスピレーションの源となったものの断片や、構想会議メンバーの発言などに触れられる場所になっています。
我らが学長 鷲田清一先生も構想会議メンバーの一員なので、先生の言葉もありました。
また、私がジョコ・アヴィアントさんの作品の下で感じた「なんだ、これは。」に対する養老孟司氏の意見も。これはなるほどぐさっと来るものでした。

実は初めての大規模国際展鑑賞。すごくいい勉強になりました。
今年は欧州がヴェネチアビエンナーレ・ドクメンタ・ミュンスター彫刻プロジェクトで盛り上がっていますが、こちらには全く行くことができないのが残念です。しかしなんとなく苦手で避けてきていた現代アートと向き合う機会を得られたので、私にとって意味のある小旅行になりました。

気がつけば9月も終盤。
朝夕が冷えるようになってきているので、みなさん体にお気をつけて。
ではまた。

2017年9月18日月曜日

2017年9月16日

念願の「だんじり」

お久しぶりです、倉澤です。

 2011年に放送していた、NHKの朝の連続テレビ小説 「カーネーション」をご存知ですか?

舞台が大阪の岸和田で、当時長野県でこの番組を見ていた私は、そこで初めて「だんじり」を知りました。 それ以来いつかは見てみたいなと思っていたのですが、大学進学で京都に出てきて4年目の今年、やっと念願の「だんじり」を見に行くことが出来ました。
幸運なことに、ちょうど同回生に岸和田出身の子がおり、その子に連れて行ってもらいました。

しかし、岸和田の「だんじり」の祭礼曳行日は宵宮が9月16、本宮が9月17日と、皆さんご存知の通り、台風18号が日本を縦断している真っ最中。16日当日も「警報が出ない限りは曳くとは思うのだけれど・・・」という友達の言葉を聞きながら岸和田に向かいました。


行きしなに初めての南海電鉄でラピートβに遭遇。近未来感がありちょっと感動しました。

     窓も丸くてかっこいいです!

ここでちょっと岸和田のだんじりについて説明いたします。
岸和田には「岸和田だんじり会館」があり、だんじりの歴史や実際曳行されていた地車を間近で見ることが出来るのでお勧めです。
 約300年の歴史と伝統を誇る「岸和田だんじり祭」は、岸和田藩主岡部長泰公が、元禄16年(1703)に京都伏見稲荷を城内三の丸に勧請し、五穀豊穣を祈願し、行った稲荷祭がその始まりと伝えられています。
曳行されるだんじり(地車)は総造りで、全面に「平将門之勇戦」や「大阪夏の陣」等を題材にした細かい彫刻がびっしりと施されており、その地車に100mほどの2本の綱をつけ、500人程度で地元の町を疾走します。


お昼過ぎに岸和田駅に着きまして、小雨状態の中あちこちからだんじりの御囃子が聞こえてきました。



こちらが岸和田の地車です。屋根に乗っているのが「大工方」で団扇を手に屋根の上で舞ったり、進行方向を支持したりしていました。友達曰はく「大工方」は代々家系で決まっているそうですが、花形と言われるだけあって屋根の上を軽やかに飛ぶ姿はとてもかっこよかったです。



御囃子を奏でる「鳴り物」と呼ばれる役割の方たちが乗っています。
御囃子のテンポは結構早く、それに合わせて地車が曲がり角を軽やかに駆け抜けていくのを見るとワクワクします。

途中、コマと呼ばれる車輪を取り換えている地車に遭遇。
彫り物を間近で拝見することが出来ました。細工自体とても精巧で興味深いのですが、全体が木地の色なのに対して彫刻の目の部分や歯の部分だけ胡粉で白い色がついていて不思議でした。

15:00くらいから雨が本降りとなり、びしょ濡れになりながらだんじりを追いかけました。
とても寒かったです。まだ9月のはずなのに…。

初めてだんじりを見た感想は、「とにかく早い!」です。結構な重量がありそうな地車が目の前を軽やかに駆け抜けていきます。その際車輪の音は一切聞こえず静かなもんです。コマと呼ばれる車輪の部分に何か工夫があるのでしょうか。

次回は晴天のもと見たいものです。またリベンジしたいと思います!

あと、雨に備えて合羽の準備は必須ですよ…。





















2017年9月11日月曜日

2017年9月10日

元気が一番!


いつのまにか9月。
これといった日誌ネタがないまま担当がまわってきてしまいました。藤山です。


私事ですが、7月に熱中症になりました。しかも、胃腸炎とのダブルパンチ...!もともとすごく健康なタイプの人間ではないのですが、これほど苦しめられるとは...。私の場合は、貧血体質になってしまい、すぐフラ~っと倒れてもう大変(笑)。なので、結局8月も、入院やら手術やらでバタバタしていました。












病院朝ごはん。



この夏は病院にとてもお世話になってしまいました。皆さまも体調にはお気をつけください。


暗い話はここまで、
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9月になってようやく体調も落ち着き、なんとか行けました!!!!














V6
9月8日の大阪城ホール公演。




とにかく体力的に行けるかどうか不安で不安で、、、。行けて良かった。本当に。


















私は、好きなものについて(おそらく)多くは語りません。(おそらく)布教したりもしません。
だから、あまりここに書くようなこともないのですが、カミングアウトしたかったのです。それだけです。
なぜV6が好きかって?なぜでしょうね...いろいろ語りつくせない深みがありますが、
私が生まれた年に、彼らのグループも誕生している訳ですから、(1995年デビュー)
同い年なんです!(ファン歴は12年ですが)好きになる運命だったのでしょうね...


ちなみに、
今年のツアーロゴやグッズのデザインは、イラストレーターの長場雄さんです!
本当にかわいくて、バッグなどは普段使いできるように2つ買いました。
大学で私を見かけたら、結構な確率で肩からぶらさげていると思います笑

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とくに内容のない日誌になっていますが、私が言いたいのは、
 何をするにも、”まずは健康”ということです。それを実感しました。
「元気が一番」です。
8月は病院であっという間に過ぎ去ってしまったので、9月は日誌のネタになるようなことも多少できたらいいなと思っています。



2017年9月3日日曜日

2017年9月3日

日向大神宮

こんにちは、四回の澤田です。9月に入り、少しだけ涼しくなってきましたね。

先日、テレビで京都の「日向大神宮」の特集をやっていたのを見て、初めて行ってきました。
日向大神宮は地下鉄蹴上駅から歩いたところにあり、 「京の伊勢」とも称される神社です。第23代顕宗天皇の治世に、筑紫日向の高千穂の峯の神蹟を移して創建されたと言われています。

スタート地点は、琵琶湖疎水沿いの一の鳥居。







ここから参道を少し歩いて、境内の方へ。
ついさっきまでいた三条通り周辺とは打って変わって、静かで心地いい空間が広がっています。
































こちらが外宮。





























こちらが内宮です。


社殿は、伊勢神宮に代表される建築様式である神明造。近くで見ると、すごく重厚で美しい建築でした。












内宮の少し奥に進むと「天の岩戸」があり、くぐると開運・厄払いの御利益を授かれるとのこと。














そして、さらに上の方へ向かうと、「伊勢大神宮遥拝所」があります。
















この鳥居はまっすぐ伊勢神宮の方へ向いているので、ここからお伊勢参りが出来てしまうという何とも有難いスポットです。














遥拝所からの景色です。

この日向大神宮は伊勢神宮、天智天皇陵、平安神宮、京都御所など(←写真の奥の方)と一直線上に並んでいるらしいです。すごいですね…。

帰りはそのまま京都一周トレイルのコースを通って、南禅寺水路閣の方へ戻りました。久々に険しい道を歩きました…。相変わらず南禅寺周辺は大勢の観光客で賑わっていましたが、近くにありながらも日向大神宮は比較的人が少なく落ち着いて参拝できました。

南禅寺や蹴上インクライン周辺に行かれた際には一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。ここは紅葉も綺麗なようなので、次はそのシーズンにも行ってみたいと思います!