2013年5月21日火曜日

2013年5月21日

第3回総合芸術学科授業紹介(最終回)


どうも、こんにちは。
杉本です。
最終回となります今回、ご紹介する授業はこちら!
「日本美術史演習」
です。
この授業は新設でもないし、総合芸術学科専門科目でもありません。
でもとても人気の授業なので、ぜひ知ってもらいたくて。
とりあえず、シラバス見てください。


【授業目標】
日本美術史上重要な作品を実際に見学し、作品の基礎知識を身につけるとともに、日本美術史の流れを学習することによって、創作活動に生かし、実作品に即する美術史研究の基本を学ぶことを目標とする。

【授業概要】
毎週、原則として近畿地方の寺社や博物館・美術館を訪ね、実際の作品に即して、基礎知識と日本美術史上の位置づけを授業する。


です。
要するに、本物の美術品見に遠足にいくわけです。
先生の解説付きで!
なんてお得!
日本画の学生などは、実技の先生から
「余裕があれば、ぜひとっておきなさい」と言われていたりするそうですが、
総合芸術学科は必修です。
総合芸術学科は必修です。
大事なことなので2回言いました。
週2コマ前期後期(場合によっては終日授業にあてることも)あるので、
他の必修の授業とかぶらないように計画的に履修しないと、
卒業間近になって「・・・あれ?これ詰んでね?」ってなりますので要注意です。
4年で卒業できないことに気づいた時の血が引く感じはやばいです。
そんな暗い話はさておき、人気の秘密ですが、


授業内容だけではないような気がします。
それは、担当教員である礪波恵昭(となみけいしょう)先生です。


解説がわかりやすくておもしろいし、
先生も優しいっていうか穏やかっていうかなんていうか、
とりあえず浄化されます。
流石、日本の彫刻史(いわゆる仏像)を教えている先生だけあります。
何を言っているのかわからないと思いますが、私もよくわかりません。
考えるな!感じるんだ!
ここだけの話、礪波先生のファンは京芸にたくさんいます。
詳しくは言えないけど!言えないけど!


そして、この日本美術史演習を支えてくださってる影の立役者は、
吉田卓爾(よしだたくじ)先生です。


とってもピチピチ、まだ20代です。
吉田先生はとても真面目ですが、よくお笑いになられる明るい方です。
いつも私たちの面倒をみてくださっています。
素晴らしくできたお兄さんです。


さて、授業風景です。


館内やお堂に入る前に、資料とプリントをもらって説明を受けます。
人数が多いので、中だと他の方の迷惑になるので外なんですね。


みんな必死にメモをとります。


いざ、本物とご対面!
プロジェクターや本で見るのとは違って、
やはり本物は迫力があるように感じます。
また、先生も「仏像などは写真だと立体感がわかり辛いことが多いので、
そこをよく見て欲しい」とおしゃっていました。
確かに、実物を見てみると大きさも実感しやすいですし、
自分が移動することによって光の当たり具合が変化し、
仏像の凹凸やプロポーションを確認することができます。
近畿地方は有名なお寺や仏像が多いので、
京芸に入って日本美術に興味があるならば、
ぜひ履修して欲しい授業のひとつです。


ここまで3つの授業を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
他にも、楽しい授業はたくさんあります。
何かひとつは楽しいと思える授業がきっと見つかると思うので、
そこを伸ばしつつ、卒業単位は落とさないように、
履修計画をしっかり立てて実行することが大事だと思います。



すぎもと

2013年5月11日土曜日

2013年5月11日


第2回総合芸術学科授業紹介

こんにちは、杉本です。
さて、第2回目となります今回ご紹介する授業はこちら。

「調査研究・企画運営演習B」

前回ご紹介したのが、「調査研究・企画運営演習A」でしたので、
まあBもありますよね。
この授業も今年から新設となります。

 
早速シラバスの確認といこうじゃないですか。
 
 
【授業目標】
作品を見る力、展覧会を見る力、美術を言葉で語る力、文章をまとめる力、プレゼンテーション能力、情報発信能力、これらの能力を総合芸術学科の学生として専門的な研究を進めるレベルまで、反復的な訓練によって高めることを目標とする。

【授業概要】
授業内外で、さまざまな展覧会を観に行き、その都度意見を交換する。類似の展覧会との比較や良い点、問題点などについて考え、自分の意見だけでなく、客観的に展覧会を批評できるようにする。その意見を発表するためにイラストレーターやパワーポイントなどのソフトを使い、資料を作る。それらを最終的にはウェブで公開していく。


です。(シラバス抜粋)
いっぱい展覧会みていっぱいレビュー書く練習しましょう
って感じですかね。
担当教員は毛呂祐子(もろゆうこ)先生です。


毛呂先生も総合芸術学科出身の先生で、私たちの大先輩です。
毛呂先生は学芸員の業務もしていらしたので展覧会の裏話が聞けたり、
先生が学生時代にした美術系アルバイトの話とか、
私たちにとても有益なことを経験をふまえてお話してくださいます。
そしてかなりディープな宝塚オタ。
観劇の予定を聞いておののきます。
ヅカのことを語る毛呂先生は情熱に溢れキラキラして・・・、とても・・・眩しいです。


さて、この授業は私も履修しています。
2〜4回生が対象で、2回生2人、3回生1人、4回生2人の計5人で進行しています。



具体的に何をしているかといいますと、
まず展覧会を観に行きます。


この回は、京都国立近代美術館の「開館50周年記念特別展 交差する表現—工芸/デザイン/総合芸術—」と
細見美術館の「特別展 志村ふくみ・志村洋子作品展 しむらの色」を観てきました。
普段自分の研究していないジャンルの展覧会では、
なかなか知識がともなわず、「ふーん」で終わることが多いのですが、
先生と一緒だと解説してくださるので、質問をバンバンぶつけていきます。

その後、翌週以降の授業で各自が書いてきたレビューを披露します。


みんなに読んでもらいながら改善点を探していきます。
同じ展覧会をみても、感じ方や表現の仕方が違うので、
他の人のレビューがすごく参考になります。
レビューは客観的な視点から書くのが基本なのですが、
これがなかなかうまくいかず、苦戦します。
私は。
私は。

この回は初回のレビュー披露にもかかわらず、
下の回生のレビューがあまりにうまかったので、
私含めた4回生2人は驚くと同時に焦りました。
こ、こやつら・・・できる・・・・・・!


これから回生関係なく、
みんなで自分の能力を切磋琢磨していけたらと思います。



すぎもと



==【宣伝】==
この授業で完成したレビューはwebで読めます。
今はまだ、ない・・・、かもしれないですが・・・。
他にも、この授業以前に総合芸術学の人が書いたレビューもあります。
ご興味ございましたら覗いてみてください。
京都芸大ギャラリーガイド 展覧会レビュー


 

2013年5月5日日曜日

2013年5月5日

第1回総合芸術学科授業紹介

こんにちは、杉本です。
今回から、総合芸術学科専門科目をご紹介していきます。
総合芸術学科専門科目とは、総芸の学生のみが履修できる科目です。
その授業風景とか内容とかを、写真を交えながらリポートできたらと思います。
たぶん全3回の予定。


記念すべき第1回目は、

「調査研究・企画運営演習A」

わードンドンパフパフー♪
この授業は今年から新設された授業です!
どんな授業でしょうか?
シラバスを確認してみましょう。





【授業目標】
展覧会構成や運営実務ならびに付随する調査研究などの演習を通じ、
学生自身の展覧会の運営企画能力を高めることを目標とする。

【授業概要】
企画リサーチとして、以下の項目について学習する。
1:どのような作家がそこでどのように制作し、
 どのような発表形態をとっているのか、
 何をコンセプトにしているのか
2:美術において何が話題に(問題に)なっていて、
 展覧会企画へと結びつくのか
3:どのようなスペースがあるのか、
 どのように運営しているのか


だそうです。(シラバス抜粋)
展覧会企画など、学芸員に必須の能力が学べる授業みたいですね。
担当教員は森山貴之(もりやまたかゆき)先生です。


森山先生は総芸の大学院の卒業生で、
堀川御池にある京芸のギャラリー@KCUA(アクア)のオープン時からの学芸員スタッフでもあります。

 

@KCUAにはもう一人学芸員さんがはいられましたが、
その時「京芸の採用条件がハイスペックすぎる」と
ネットで少し話題になったことを覚えていらっしゃる方もおられましょう。
森山先生は勉強についてだけでなく、
普段から楽しい遊びも教えてくださいますし、
京都だけではなく日本全国のアートについても詳しいし、
ちょっとアングラでアダルティでダーティな私たちの尊敬する大先輩です。
プライベートでもちょくちょく構ってくれる
近所の悪いこと教えてくれるお兄s・・・憧れのお兄さん的存在です。
大丈夫かな・・・ご本人に後で怒られないかドキドキしています。



 

授業は@KCUAで行われています。
履修者は2〜4回生が対象で、
2回生2人、4回生2人の計4人です。


感想を聞いてみたところ、
「少人数なので、とてもアットホームな雰囲気。」
「いつもの森山さんと違ってキリッとしてかっこいい。」
「裏テーマとかディープなことも話あえるし、
それを自分たちの展示企画にも活かせる。」
と、森山先生崇拝抜きでも楽しんでいるようです。


私もお邪魔して見学させてもらったのですが、
作家さんに取材に行ったり、
みんなで展覧会をみて問題点やよかったところを話合ったり、
かなり実践的な内容だったように感じます。
学生も一生懸命メモとったり、
自分の意見を言ったりとても活気あふれる授業風景でした。

また、実際に@KCUAの展示のお手伝いもさせていただけるようで、
これは学芸員で働きたいと考えている人には、
とてもよい経験になるのではないでしょうか。

ぜひ、この授業を通して学んだことを将来に役立てて欲しいと思います。


すぎもと