第1回総合芸術学科授業紹介
こんにちは、杉本です。今回から、総合芸術学科専門科目をご紹介していきます。
総合芸術学科専門科目とは、総芸の学生のみが履修できる科目です。
その授業風景とか内容とかを、写真を交えながらリポートできたらと思います。
たぶん全3回の予定。
記念すべき第1回目は、
「調査研究・企画運営演習A」
わードンドンパフパフー♪この授業は今年から新設された授業です!
どんな授業でしょうか?
シラバスを確認してみましょう。
【授業目標】
展覧会構成や運営実務ならびに付随する調査研究などの演習を通じ、
学生自身の展覧会の運営企画能力を高めることを目標とする。
【授業概要】
企画リサーチとして、以下の項目について学習する。
1:どのような作家がそこでどのように制作し、
どのような発表形態をとっているのか、
何をコンセプトにしているのか
2:美術において何が話題に(問題に)なっていて、
展覧会企画へと結びつくのか
3:どのようなスペースがあるのか、
どのように運営しているのか
だそうです。(シラバス抜粋)
展覧会企画など、学芸員に必須の能力が学べる授業みたいですね。
担当教員は森山貴之(もりやまたかゆき)先生です。
森山先生は総芸の大学院の卒業生で、
堀川御池にある京芸のギャラリー@KCUA(アクア)のオープン時からの学芸員スタッフでもあります。
その時「京芸の採用条件がハイスペックすぎる」と
ネットで少し話題になったことを覚えていらっしゃる方もおられましょう。
森山先生は勉強についてだけでなく、
普段から楽しい遊びも教えてくださいますし、
京都だけではなく日本全国のアートについても詳しいし、
ちょっとアングラでアダルティでダーティな私たちの尊敬する大先輩です。
プライベートでもちょくちょく構ってくれる
大丈夫かな・・・ご本人に後で怒られないかドキドキしています。
履修者は2〜4回生が対象で、
2回生2人、4回生2人の計4人です。
感想を聞いてみたところ、
「少人数なので、とてもアットホームな雰囲気。」
「いつもの森山さんと違ってキリッとしてかっこいい。」
「裏テーマとかディープなことも話あえるし、
それを自分たちの展示企画にも活かせる。」
と、森山先生崇拝抜きでも楽しんでいるようです。
私もお邪魔して見学させてもらったのですが、
作家さんに取材に行ったり、
みんなで展覧会をみて問題点やよかったところを話合ったり、
かなり実践的な内容だったように感じます。
学生も一生懸命メモとったり、
自分の意見を言ったりとても活気あふれる授業風景でした。
また、実際に@KCUAの展示のお手伝いもさせていただけるようで、
これは学芸員で働きたいと考えている人には、
とてもよい経験になるのではないでしょうか。
ぜひ、この授業を通して学んだことを将来に役立てて欲しいと思います。
すぎもと