小御所調査
主に会議や儀式に用いられた建物で、日本史の授業で必ず登場する「小御所会議」の舞台となった場所です。
この「小御所」、実は1954年に火災に遭い焼失しています。焼失前の小御所には狩野永岳や原在照など名だたる絵師が描いた襖絵がありましたが、残念ながらこの火事で大部分が失われました。
小御所は火災の4年後、1958年に建て直されることとなり、多くの画家がこの再建に関わりました。その中には京芸の前身である京都市立絵画専門学校を卒業した画家も含まれています。
そのような縁があり、今回の調査をさせていただいています。
この小御所の襖絵は、春と秋に行われる一般公開にて、その一部を見ることができます。