2018年6月26日火曜日

2018年6月26日

芸術学研究室史跡巡り部第一回活動報告

こんにちは。芸術学研究室史跡巡り部の部員です。
今回は知る人ぞ知る総芸の活動についてご報告します。

総芸には実は「史跡巡り部」という組織が存在します。2年ほど前から存在していたのですが、発案者であり部長であるSさんと発足当初からの部員である私が「古墳に行きたいね」と言い合うだけの組織でした。古墳に行きたい……城に行きたい……などやりたいことはたくさんあったのですが、なにぶんインドア派が多い京芸の中でもさらにインドア派を集めた総芸です。なかなか部員は集まらず、長く活動実態がないままでしたが、とうとう今年の6月3日に第一回の活動を実施することができたのです!

今回我々が記念すべき初回の活動に選んだのは『比叡山延暦寺』。その名を知らない人はいない有名な史跡です。名誉顧問であるT先生の発案なのですが、「山に登りたい」と言い出したにもかかわらず、残念ながら今回の活動は欠席されてしまいました……。次回の活動に期待です。
登りのケーブルカーも魅力的でしたが、滋賀側から延暦寺を目指して登るルートを採用しました。部長を含めた有志の部員5人と引率のH先生が今回のメンバーです。晴天にも恵まれ、絶好の活動日和でした。
私は山登りをしたことがなかったのですが、正直かなりしんどかったです……「道があるだけまし」「(舗装された登り坂を見て)この距離なら走ったほうが速い気がする」と発言していたH先輩は本当にすごい……。途中で一人具合が悪くなってしまい、引率の先生とともに上で合流することになるなどハプニングはありましたが、道中では院の先輩達から楽しいお話をたくさん聞けましたし、普段はなかなかできない体験をすることができました。

道中でお見かけした犬

こんな道(?)を通りました

延暦寺に到着したのは午前11時過ぎ頃。いい感じにおなかを空かせつつ先生達を待つ間に、少し周囲を散策してみることにしました。延暦寺は東塔、西塔、横川という三つのエリアに分かれており、最初に到着したのは延暦寺発祥の地にして本堂である根本中堂がある東塔です。根本中堂は改修工事中で外装を覆われてしまっていましたが、その内部と文殊楼を見てきました。
こちらが文殊楼

文殊楼は内部から上に行くことができるのですが、中の階段がほとんどはしごでは?というほど急な階段で、かなりビビりながら上りました……。無論、降りるときもめちゃめちゃに怖かったです。文殊菩薩を祀っているお堂ということで、内部には受験合格祈願の絵馬がびっしりとかかっていました。なるほど〜ここに落ちずに登るとかそういうことにかかっているのかな?と思いましたが、多分そういうことではないんでしょうね。たぶん。

お昼の門前そば とてもおいしい
先生たちと合流し、お昼ご飯も食べていよいよ出発です。バスで横川まで行き、そこから西塔を通り東塔まで戻ってくるルートで回りました。
横川中堂
横川の本堂です
四季講堂の一角、角大師の石碑
すごい魔除けのお札を売っています
にない堂
かなりの距離を歩き回り、東塔に帰ってきたときにはもうへとへとでした……。帰りはケーブルカーで山を下り、第一回史跡巡り部の活動を終えました。
本当に久しぶりにこんなに長い距離を動いたので、翌日の筋肉痛はさぞひどいことだろうと覚悟を決め、自宅で寝るまでは悲痛な面持ちだったのですが、案外大丈夫でした!でもその日は10時間も寝てしまいました。心地よい疲労感でぐっすり眠れました。
実際に足を運んで知識もつき、先生や先輩たちと普段はできない距離感で会話もでき、その上普段インドアな京芸生には嬉しい健康にも良い史跡巡り部。総芸に入った暁には、ぜひ活動に参加してくださいね!総芸じゃなくてもきっと歓迎ですよ!!