2018年12月19日水曜日

2017年12月19日

大掃除

芸術学研究室は毎週水曜の午後に必ず集まって、連絡事項の確認→ウェブとカラーズのグループワーク→1〜3ゼミに別れてゼミ演習、という活動をセットにして行なっています。他の授業は12月25日(火)までありますが、芸研で集まるのは今日が最後ということで、大掃除をしています。

掃除機をかける前にほうきで掃除
机の下まで掃除機を
吸い込み口にはゴミがこびりついて大変。掃除機の掃除が必要

使わなかったおしぼり。乾いてカスカス状態

ロッカーの中のいらないものも整理
芸研日誌も2018年はこれで最後です。
一年間ありがとうございました。来年は1月9日から再開します。
ちなみに、我々ウェブ班は更新すべきコンテンツがあるので、掃除をしている横で黙々とアップロードの作業をしています。

大ギャラリー、小ギャラリーの展示をもれなく記録しておくのが使命ですから

ではまた来年。良いお年を。(田島)


2018年12月17日月曜日

2018年12月17日


胸きゅん!

こんにちは、2回生の森です。
12月も折り返しになりました。早すぎませんか?
こうして年明けもすぐだと思うと悲しいですね。皆さんも悔いのないように2018年を生きぬきましょう。

13日の木曜日にWeb班で嵐山の方に行ってきました!
ちょうど、嵐山で花灯路(ライトアップ)も開催されていました!



携帯カメラしかなかったので残念な感じになっていますが、実際はもっと綺麗です。
ちなみにこの花灯路に合わせて周りでも様々な企画が開かれていました。


美大生本気の顔だし看板でノリノリな田島先生



この日のメイン、嵯峨嵐山文華館へ。
ここは、元は時雨殿という百人一首をテーマにした展示を行っていた場でしたが、11月から名を改め、リニューアルオープンしています。



入り口にあった顔出し看板。まさかの竿つき。
田島先生本気で撮影。撮影していたのは私だったのですがリテイクくらいました(笑)

訪れた時は他の来館者がゼロだったため貸切状態!
学芸員さんも付きっきりで一緒に回ってくださり、貴重な時間を過ごせました。
しかも一部除き写真撮影OK!
撮らずにはいられないです。


矢野夜潮 「高雄秋景・嵐山春景図屏風」


竹内栖鳳 「猛虎」 


こちらは2階展示場。
畳です。ひっろい。開放的でテンションめちゃくちゃ上がります。前は百人一首を実際に開催されていたそうです。

貴重な作品が多数展示されており、何より保存状態が非常に良い!
リニューアル直後なので、館自体これからどのような方針になっていくかも楽しみな場所でした。
まだまだ知られていない穴場文華館ですので是非!!おすすめです!!!


おまけ


帰りに晩御飯を。食べかけ。
写真はありませんが、マグロの目玉の煮たものやタラの白子の天ぷらとか、普段食べないようなものを食べました。正直白子は食わず嫌いだったのですが美味しくてびっくり。
飲み会での個人的ハイライトは今期のプリキュアについて語る田島先生でした(笑)


お疲れ様です!






2018年12月3日月曜日

2018年12月3日

大徳寺 真珠庵

こんにちは。2回生の田部です。
師走になってしまいました。軽やかに2018年走り抜けたいです。
先週いろんな寺院で秋の特別公開をしている中、わたしは大徳寺に行ってきました。ここはわたしの家から一番近いお寺で、昔から大徳寺のお坊さんがパン屋さんでパンを買い、袈裟をなびかせバイクを乗り回す姿を見かけていました。大徳寺はそんな馴染みある所でありながら、境内は時が静かに流れ行く非日常な空間を楽しめるお寺です。

訪れたのは、真珠庵。とんちで有名な一休宗純を開祖とする塔頭です。その寺宝である曾我蛇足、長谷川等伯の方丈障壁画の修復を機会に、新調した方丈襖絵のお披露目をされていました。現在活躍する6人のクリエイターで襖絵を手がけるという新たな試みです。入場料1200円という学生には高いお値段ですが、この新たな試み見逃すわけにはいかないと思い行ってみました。
室中は北見けんいちさんの「楽園」。釣りバカ日誌のゆるい漫画タッチを襖絵で見られます。はじめての組み合わせに衝撃です。描かれてる人は皆笑顔で北見さんなりの幸せな楽園なんだなあと感じられます。
檀那の間は山賀博之さんの「かろうじて生きている」。新世紀エヴァンゲリオンの制作会社の創設者の1人です。長谷川等伯と同郷ということで日本海を描いています。点描で描いたというウミネコ、戦闘機、己の心を映す円、女性と松が並びます。松は等伯に倣い一筆書きに挑んだようですが初めてということもあり力不足に見られました。
浜地創宗さんの「寒山拾得」。僧侶であり日本画家である彼は2年半真珠庵で暮らしていたそうです。銀杏の木は丁寧に絵の具が乗せられており、そこから寒山拾得が可愛らしく顔を覗かせています。真珠庵に暮らしていた経験があってか、襖絵がすっぽりその空間に納まっているという感じがします。
山口和也さんの「空花」。趣向を凝らして座禅で感じた闇の粒子を表してしている作品だそうです。わたしの力量不足か、あまりその創意工夫を汲み取れなかったです。仏間に填るとまた違った見え方がするのでしょうか。
井野孝行さんの「オトナの一休さん」。NHKの5分アニメのイラストを担当してる方の作品です。2日で描き上げたそう。もし大徳寺の襖絵を描くとなるとわたしなら震え上がりそうですが、すごい度胸です。アニメとおなじみの一休さんが歌っている姿が描かれています。
上国料勇さんの「Purus Terrae 浄土」。ファイナルファンタジーのアートディレクターを務めた方です。流石の描写力、上手い。実際モデルを見て写実的に描かれた神々の姿は見応えがあって楽しいです。ゲームグラフィックのような神々の世界が襖絵に広がる光景は今までにないもので不思議な感じがします。現代の美術を襖絵に落とし込んだ作品として今後も面白い見解がでてきそうです。上国料さんは公開期間も現場に来て襖絵を眺めているそう。まだ描き込むのなら是非つづき見たいです。

今回の襖絵。やはり壁に掛けるタブロー作品とは違い、襖絵は難しいのだと思いました。室内の壁に掛かった絵は観賞者がその平面世界に想いを馳せるものですが、襖絵は観賞者が作品のある室内の空間います。そのため襖絵が填められた部屋をどのような空間に感じられるのか、絵師達は趣向を凝らし制作します。今回そのような工夫が見られる作品が少なかったように思えます。個人的にはそういった襖絵の知識がある今をときめく日本画家が描いた襖絵を由緒ある大徳寺で見たかったように思います。
真珠庵には他にも重要文化財である通僊院があります。小さな暗い書院の中で映える「花鳥図」の金箔は厳かでいて美しいです。茶室である庭玉軒も小さいけど、それでいて心を静める力があるように思えます。ぜひ一度足を運んでみてください。






2018年11月28日水曜日

2018年11月28日

ゼミ発表、そして後期合同発表

こんにちは!4回生の橋本です。
寒くなってきて、温かい飲み物が美味しい季節になってきましたね。芸研にも電気ポットがあって、みんな思い思いの飲み物を楽しむことができるのですが、お湯がなくなったときに誰が水を入れてくるかで熾烈な心理戦が繰り広げられています。

この時期は総芸の三回生以上にとっては非常に重要な時期です。他の学科でいう最終合評の時期なのです。一回生、二回生の頃は、他の専攻の友人が「明日合評だけど作品が無い」とか「飛ぶわ」とか言っているのを聞いてやべーなこいつと思っていましたが、今考えてみると恐ろしいことです。何度かこの日誌でも紹介していますが、総芸は三回生以降で各々ゼミに分かれて研究を進めていくのですが、前期、後期ごとに合同発表というものがあります。ゼミごとに合同発表前にも発表があります。この発表に原稿やスライド、資料を間に合わせないと……考えるだけでも恐ろしいですね。実技の方は作品という形ができていない場合でも、最終的に間に合えばどうやら目を瞑ってもらえることがあるようですが、ここはどうでしょう……あまりにも恐ろしくて毎回必死に間に合わせているので私にはわかりません。私も先々週にゼミでの発表でしたが、11月頭の芸祭に全てを注いで燃え尽きてしまっていたので、行動に移すのに非常に時間がかかってしまい、瀕死の状態でギリギリ発表までに作業を終わらせることができました。ゼミ発表自体は無事終わったのですが、次の後期発表まで3週間ほどという時期に新しい部分に手をつけろとのお達しが来てしまっています。死んでしまいますね。何事も真面目に計画的に進めることが重要だとこの時期に思い知りました。みなさんも気をつけてくださいね。
発表直前の私の机です
私の机の上は他の人と比べて特別荒れています
先生からお借りした資料を全て積み上げるとこんなことに

スライドは直前に作るものではありません
やめたほうがいいです





2018年11月15日木曜日

2018年11月15日


展覧会レビュー、ではない。


ここ数日急に寒くなりましたね。
私は滋賀の実家から通っていますが、通勤ラッシュを避けるために毎朝かなり早めに家を出ているのですが、夏場は明け方の頃で気持ちいいんですけど、最近は真っ暗で風が冷たいのなんの。

冬らしさが日々増しているのを感じていますが、
一方で、秋の風物詩 紅葉の季節はこれからですね。


京芸も秋らしい雰囲気。
秋晴れの空に紅葉が映えること。

色づきの早い銀杏は先週から時々見られます。
こちらは先週末に行った泉屋博古館。



泉屋博古館は玄関前にある小径(?)が雰囲気よくて好きなんですけど、そこの銀杏が良い感じでした。
写真中央にもポスターが写っていますが、ここで現在開催中の『フルーツ&ベジタブルズ』展、おすすめなのでぜひ。
中国は宋に始まる蔬花図(野菜や果物を描くジャンル)の展示で、
その始まりである中国の草虫画から近世・近代日本の蔬花図まで盛りだくさんです。
伊藤若冲と呉春の作品を目玉にしていますが、宗元明の中国絵画や朝鮮絵画、狩野派、琳派、洋画、蒔絵額など、幅広い作品が見られて、そりゃもう満足感がすごい。
あとパンフレットが小さめサイズのスクエア型でかわいらしく、値段も手頃で、しかも内容がものすごく充実してるのでぜひ手に取ってみてください。
野菜とか果物とか、あとそれと一緒に蝶やネズミなんかが描かれる作品が多く陳ぶ印象だったんですけど、それがパンフレットになると絵本みたいで楽しいです。

泉屋博古館は南禅寺なども近くにあるので、紅葉狩りと合わせて足を運ぶといいかもしれません。
先週末行った際は南禅寺は紅葉狩りにはちょっと早め……?という感じだったので、そろそろ良い頃ではないでしょうか。


3回 松浪

2018年11月7日水曜日

2018年11月7日


芸祭終了!


こんにちは!自己紹介ぶり、2回生の森です。

芸祭終わりましたね!
皆さんは楽しめましたでしょうか?
個人的にはやっと終わった…!という気持ちがすごいです。
今年は準備で当日もバタバタしていたので、写真をほぼ撮っていないことに昨日気がつきました…。つまりここに載せる画像がないのです。



唯一撮っていた写真。遠すぎる。
ファッションショーのですね。夜の開催でしたが、観客も多く、大きな盛り上がりをみせていました。写真では伝わりにくいですが舞台演出がかっこよかった。
以前の自己紹介の回で、私は構想設計にいた、と書いたのですが、その時の基礎授業でも空間演出の課題がありました。学生だけでここまでのクオリティの舞台、パフォーマンスを用意できるのも、この学校の良いところですよね。


さて、模擬店を出していた方々は大変だったのではないでしょうか?
1日目、2日目は順調に進んでいたはずですが、最終日でまさかのカラスによる襲撃。
今までこんなことなかったのにカラス。
私の所属していた部活の模擬店も例外になく被害に遭い、営業停止せざるおえなかったです。

お酒の問題もありましたね。私は、今年はまだ未成年で飲めませんでした。
来年はほろ酔い気分で夜の芸祭を回りたいので、お酒制度はなくなってほしくないな、というのが正直な気持ちです。

学校の一大イベントが終わり、次は制作展ですね。
お疲れ様でした!

2回生 森

2018年11月2日金曜日

2018年11月2日

マッハ生存戦略、そして芸祭。


こんにちは、きららです。

最近の私はというと音速に生きています。
どういうことかというと、10月意味がわからないくらい忙しかったんです。
あんまり「忙しい」っていう単語を使うのが自分の時間管理能力の無さを露見するようで好きではないのですが、とにかくスケジュールがキツく、常に素早く手際よくたくさんのことをこなしました。

例えば、卒論の執筆は勿論、卒業後の進学へ向けての連絡や資料のやりとり。
そして、構想設計の生徒たちの映像制作に協力させていただいているので、撮影にも参加しました。
ゼミ終わった後に大阪で夜9時半から朝5時まで撮影し、その後梅田で撮影のための小道具の買出し、その後また夜まで撮影。
買出しの時、疲れきった死んだ顔でドンキの店員さんに小道具の網タイツを4足片手に握りしめながら、「あの、男性用の下着コーナーにブリーフとかダサいパンツありますか?」ってききましたよ。なかったけど。なんでボクサーとかスタイリッシュなんしかないねん。

そして途中で持病によりぶっ倒れたり、風邪を引いたりしました。
しかし合間を見て友達と音速でクラブに行き、音速で奢ってもらい、音速で帰宅する(滞在時間30分)という遊びを嗜んだ直後、ひどい風邪が一瞬で治りました。悪化すると確信していたのですが、人間は物事を音速で駆け抜けることで病気をも蹴散らせると立証でき、大変有意義な10月でした。
これからも健やかな日常を送るため、生存戦略を怠らないよう努めて参ります。

そして、11月。
11月のビッグイベントはみなさんご存知ですよね??
そうです!芸祭!!
今年の芸祭のテーマは「ぼくらの地球侵略計画」です。
年々芸祭の規制が厳しくなり、侵略する側と見せかけて侵略されている説を個人的には提唱しますが、それはさておき。素敵なお店や楽しいステージがいっぱいのはずなのでぜひ足をお運びください!

ちなみに私は毎年模擬店などを出していますが、今年は何もしません。








大事なことなので2回言います。今年は何もしません。


4回生 谷岡輝樂々

2018年10月24日水曜日

2018年10月24日

VS巨大額装絵画

こんにちは!4回生の橋本です。
涼しくなって秋の気配が云々とニュースではよく聞きますが、ここ沓掛ではすでにダウンジャケットを着用したりマフラーを身につけている人もいます。下界とこことでは気候帯が違うとでも言うのでしょうか?すでに冬なのでは?という冷え込みです。

今回は、今週末から始まる京都芸術大学芸術資料館で開催の「遷る学舎展 画学校から芸大まで」の搬入作業の様子を紹介します。実はここ、京都市立芸術大学は何度か移転を繰り返しているのですが、その変遷を作品とともにたどる展示となるようです。日誌の順番が回ってきて、例のごとく「ネタがないです」と私が不満を漏らすと、この展示の搬入作業を取材することを提案されました。そういえば本来芸研日誌は総芸の普段の様子を紹介するものだった……!と初心に立ち返り、田島先生と院生の方が関わる展示の搬出作業の取材、もとい手伝いに向かいました。

芸大は今まさに作品が生まれるという場所ですが、同時にかつての学生、この大学にゆかりのある作家の作品を保存する場所でもあります。長い歴史の中で、その作品数は膨大になっており、たびたび博物館実習で保存室に入るのですが、物の多さに圧倒されてしまいます。今回はその中でもかなり大きな作品を展示するらしく、そのための人員を集めていたようです。

右を見ても左を見ても作品です


一体いつのものなんだ…?


ご覧の通りの有様です。隙間があれば作品が置いてあります。ちなみにまだ増えることがありえるとか……。この中から巨大な作品を取り出してきました。

5人がかりで引っ張り出します
大きすぎて台車にも載せられず、全員でなんとかエレベーターに積み込みました。

田島先生が潰れてしまいそうです
なんとか地上の展示室まで持って上がりましたが、ここからが本番です。箱から出して展示ケースに入れ、上から吊りあげる必要があります。


この大きさ!でも現代の金属の額縁よりは
ましな重さだそうです
博物館に展示してある額の絵画は、どれもまっすぐ平行に綺麗に展示してありますよね。もちろんここでもその通りに展示します。ですが、ほんの数センチ、数ミリの傾きがその絵の見え方を左右してしまいます。なので水平に絵が持ち上がるまで延々この作業が続きます。


右に上がっています。やり直し!



なんとかこの作業は終わりましたが、聞くところによると、さらに掛け軸が9本と額が1つなどまだまだ作業はてんこ盛りのようです。大変な作業ですが、実際の作品をとても近くで見られる、というか作品によっては実際に触ることができてしまう貴重な体験です。芸大の博物館実習ではこのような作業も本物の作品を使い、実際の展示室で行うことができます。学芸員を目指す方には非常に有意義な体験です。
展示は今週の土曜日からです。展示作業だけでなく、作品の選択、リーフレットなど全てを学生、先生が一丸となって準備した展示となっているので、ぜひ見に来てくださいね!

2018年10月23日火曜日

2018年10月22日

芸術の秋


ご無沙汰しております、松浪です。
先週中に更新するはずが、なんやかんやばたばたとしていてすっかり遅くなってしまいました。
実は夏休みのはじめに書いて以来なので、かれこれ2ヶ月半ぶり。
少し緊張しますね。

最近すっかり寒くなりました。
特に朝晩はもうそろそろ暖房が欲しいところ。
焚き火でもして焼き芋作ったりしたくなります。
私は少し肌寒いくらいが好きで、あとひなたぼっこが趣味なので、
外で凍えながらホットドリンクを抱いていたりします。
みなさんくれぐれも風邪やインフルエンザなどには気をつけましょうね。

さて、秋といえば、やはり芸術の秋です。
京都市芸大生としてここは譲れません。

最近よく本を読むようになりました。
読書の秋、ともいいますが、文芸も立派な芸術。
本といっても好みはそれぞれですが、私はもっぱら小説ばかり読んでいます。
時々本屋さんに行った時にエッセイなんかを立ち読みするとそれはそれで面白いんですけど。


そして、もちろんThe 芸術(そこはアートじゃないのかよってね)ということで、
ここ京都市芸大の芸術資料館で行う展示に関しても少しお手伝いをしています。
タイトルは『遷る学舎 画学校から芸大まで 御苑・吉田・今熊野・沓掛』。
移転が近づいてきて、それに関するあれやこれやが増えていますが、
今回はここ沓掛も含め、これまでの土地でどんな作品が制作されてきたのか、
また移転の背景等を辿るような展示になっています。
期間は10月27日から12月2日まで

この展示に関して、学校歴史博物館でレクチャーシリーズも開催することになっています。
また、移転に関する写真の展示も学校歴博で行います。
ぜひ合わせてご覧ください。

そしてそしてなんと太っ腹なことに、
この芸術資料館での展示の図録はレクチャーに参加された方には無料配布
かなりしっかりした図録になっていて、
移転の経緯や、各校舎での制作のあれこれや作品傾向などもまとめられています。
そのあたりの事情がわかりやすくまとまった漫画なんかも載っていたり……!
ぜひお手にとってご覧ください。
(私はその編集とデザインをお手伝いしているのです。)


さらに宣伝なのですが、
実は私は昨年春から京都のとあるお寺でアルバイトをしています。
そこで現在『超十夜祭』というイベントを開催中です。
常設のものだと、元禄時代から保存される甘露図の展示(展示されるのは複製です)や、
限定の朱印、ガチャ仏さま(仏師の方が原型制作をされた仏像のガチャ、全5種)など。
また期間中にはライブやテクノ法要などなど豪華企画が盛りだくさんとなっています。
こちらは期間が10月13日から11月18日まで
京都駅から西へ歩いて10分程度とアクセスも良いので、
ぜひ足を運んでみてください。

宣伝ばかりになりましたが悪しからず。
写真つけたらいいのに、と自分でも思いながら、
すみません少し手抜きをします。
どうぞ足を運んで実際にご覧になってください。

それでは。


3回 松浪

2018年10月10日水曜日

2018年10月10日

はじめまして

こんにちは。今期からweb班及び芸研日誌担当に加わりました、2回生の森です。
最初なので自己紹介からさせていただきます。

1回生の後期、2回生の前期では、実技は構想設計を取っていました。
2回生の前期で、全員が実技を取ろうとしたくだりは先週の記事にもありましたが、私としては実技選択一択でした。先生方すみません…。ですが1回後期の実技は本当の基礎だったということもあり。参加できるうちはやっぱりしておきたいですよね。実際2回前期の時の方が踏み込んだ内容でしたし、総芸の授業とも関わり合いもあった、、というより個人的にやりたかったことができたので取っておいてよかった!

ソフトをいじるのが好きなんです。ゲームも好き。一度ゲームを作ってみたいなと思いつつ実行できていないので、そろそろ手をつけていきたいところです。パソコンゲームはWindows対応がほとんどなので、Windows嫌いの私には鬼畜です。Macもっと普及して欲しい…。

あと建築めぐりをするのが好きです。旅行のプランには必ず入っています。家族旅行だとこちらがメインになることもしばしば。
海外には中学の時以来行っていないのでそろそろ行きたいです。当時も同じようにめぐりましたが、今の方が知識も多少なりともあると思いますし。オススメの場所があれば是非教えていただきたいです。

よく総芸では自己紹介をさせられるのですが、必ず聞かれる、今興味のあること、で毎回「建築とデザインです」とものすごいアバウトな回答ばかりしてきました。ですが、さすがに絞っていかなくては、と少し焦りが出てきています。これだ!というものに焦点を当てられるように模索中です。


ここ数日で一気に寒くなりました。去年の10月末には冬のコートを着て登校していましたが、今年もそんな予感がしています。芸祭も近づき、忙しい毎日を過ごされているとは思いますが体調には気をつけて芸祭に挑んで(?)ください。


2回 森

2018年10月3日水曜日

2018年10月3日

はじめまして

こんにちは。2回生の田部です。
後期から新たに芸研日誌担当に加わりました。よろしくお願いします。
台風は大丈夫でしたでしょうか?今回の24号、名前が「チャーミー」というそう。
羊の名前らしい。どうりで?ゆったりした台風だったんですね。

初めなので簡単な自己紹介をさせていただきます。
名前は「たべ」ではなく「たなべ」です。
19年間生きてきて初めましての方には必ず間違われてきたので、これが私の自己紹介の定型文です。けど話のネタにもなるし、あだ名でもあったので嫌いじゃないです。
このややこしい名前、元々はご先祖様が手違いで「たべ」だったのを「たなべ」として役所に出して、そのまま「田部(たなべ)」となったのだそう…。しっかりしろご先祖!
なので間違われても「まあ元たべやしな〜」と思ってしまいます。(たなべです)

小さい頃は日本画家の河股幸和先生ご夫婦が開く絵画教室に通っていました。
小学校までそこに通い、中学から二条美術研究所でデッサンを習っていました。
絵がずっと好きで続けていきたいと思いそのままこの大学に入学しました。

実技の授業は1回生後期で日本画、2回生前期で構想設計を取りました。
実は総芸の生徒は2回生からは実技ではなく総芸の授業を取るはずなのですが、私の学年(通称:総芸レンジャー)は全員実技を希望するという異例の事態が起こってしまいました。
先生方、その節はすみませんでした……
本来あるはずの総芸の午後授業が生徒0人では成り立たない!と芸研内は騒然としたそう…
その事実を知った田島先生の「え〜〜っ!0人?!」の声が忘れられないです。
総芸レンジャーは向ける顔がなかった。
履修登録翌日に竹浪先生から直々に履修について丁寧な説明付のメールをいただき、もう一度実技か総芸か考え直すことに。「先生方を大変困らせている…けど実技も取りたい…」と悩んだ結果、私は総芸と実技両方を取ることにしました。
授業時間が被っている時もあるので忙しかったりしましたが、本来したかったことができて面白かったです。我儘を聞いてくれて、授業時間の兼ね合いをしてくれた先生方に感謝しかありません…


この後期からは本格的に総芸の授業が始まります。
もう実技の授業がないのは少し寂しいですが、自分の好きな研究ができるのはとても楽しみです。京都画壇などに興味があるので多くの資料にめぐまれた環境で研究ができると思います。同時に制作者側の視点に立つことが減ってしまうので、その制作者側としての感覚を忘れずに作品を見ていきたいなと思います。


すっかり秋になりましたね。からりとした涼しい空気は好きなのでうれしいのですが、寒くなるのが早くて私はついていけません。だんだんみんなの服が秋色になってきたなあと思ったのがこの間なのに。チョコレートの包装紙も秋色にめかし込んだりしてますね。紅葉が見頃になるのももうすぐでしょうか?今年は哲学の道に沿って東から西に寺社仏閣を巡ろうという計画を立てているので、今からとても楽しみです。
みなさんも寒さに気をつけて秋をお過ごしください

2回 田部

2018年9月13日木曜日

2018年9月13日

世界キララン滞在記〜ソウル編〜


こんにちは、きららです。

先週の台風はみなさん大丈夫でしたか?

少なくとも京芸は大丈夫ではなかったみたいですね。

窓ガラスが割れたり、屋根が吹っ飛んだり、大木が何本も倒れました。

ですが大木は彫刻専攻の松井教授と小山田教授が筆頭になって撤去したそうです。

ツイッターがバズってました。


ヘッダーも変えてるやん。

お二方がすごく楽しそうにしているのは気のせいでしょうか。

外部の人たちからしたら私じゃ上手く言えないけど、慈悲活動というか、賞賛されるべき行動のように映ったのかもしれません。

でも私はこれをみた時、お二方の狂気じみたフィジカルとメンタル、そしてトラブルを資材取得のチャンスにちゃっかり変えてしまうなんとも言えない逞しさを感じました。

そう言えば私、以前大阪で地震があった翌日に学校行った事思い出しました。結構みんな、後輩とか特に自主休講してたんですけど。

理由はまあいけるやろという天性のポジティブ&不謹慎野郎だったのと、あともし被災しても絶対家より学校の方が安全かつ便利やんと思ったからです。

だってもし建物が倒壊しても、チェーンソーもインパクトも単管もあるし溶接もできるし資材豊富だし・・・て思ったら、仮設住宅できるの待つより作った方が早くないですか?え、別にこれサイコパスじゃないですよね私?

自分で考えて行動し生き抜く力ほど信用できるものはないと思います。

(全然自宅待機した人を悪くいうつもりはありません!それも術の1つだし、てか批判するほど他人の行動に興味ない。)


あ、そう言えば台風のせいで、私たち芸研のメンバーも被害に遭いました。

実は釜山出身の留学生とともに、釜山旅行に行く手筈だったのです。

しかし関空が水の都となってしまい、出国できなくなりました。

また炎上しそうですけど、ちょっと水没した関空・・・いや被害は承知ですけど、パンダコパンダの雨ふりサーカスが大好きで・・・ね・・・あやっぱなんでもないです。



で、今回の日誌は本当は釜山旅行について書かなくちゃいけない予定でしたが、代わりに私の先月のソウル旅行を紹介しようと思います。

いろんな国へ旅行しましたが、その中の上位に入るくらいソウルめちゃめちゃ楽しかったです。

その理由の1つとして、ご飯が最高に美味しかったことがあげられます。

私の実家が結構韓国食よりなんですよ。父方がそっち系ですしね。

だから普段からチゲとかプゴク食べるし、正月のおせちの重箱にはカンジャンケジャンとか豚足などが入っています。お雑煮もトックやった。

カンジャンケジャン(蟹の醤油漬け)を一回おじさんに大量にもらって、本当に持って帰られなかったので近所のマクドに捨てたことあります。これぞ生物兵器テロ。

しかし普段から食べることは多いけど、やはり本場の味は違いましたね。

ということで今からソウルで美味しかったもの特集をしたいと思います!

朝ごはん

韓国は早朝から始まるお店が日本より多い気がします。



私は明洞のホテルに泊まりましたが、近くに美味しいお粥屋さんがありました。

朝6:30から営業されてます。



アワビのお粥です。出汁の味が濃くて朝から最高に幸せでした。



かぼちゃのお粥も別日に食べました。濃厚。喉が溶けるんじゃないかというくらいのかぼちゃペースト。



韓国の市場に行くと、ここはユッケ通り、キムチ通り、干物通り・・・みたいな感じで、区間が食べ物によって分けられている場合があります。

私の父が、小さい頃お母さんに作ってもらったカルチジョリム(タチウオの煮付け)食べたいと言い出したので、タチウオが有名な南大門に行った朝もありました。



こんな感じでおかあさん達仕込みしてます。これ全部タチウオ屋さん。




どの店にしようかとぶらついてたら、1人のおかあさんが「うちが一番美味しい」と自信満々にゴリ推してきたのでそこに入りました。



確かにとても美味しかった!タチウオはもちろん、鍋の底に敷き詰められた少し焦げた大根に味が染み込んでました。



サービスでケランチム(韓国風茶碗蒸し)ついてきました。これ大好き!ふわふわのだし巻き卵オムレツみたいなん。気前いいですよね。こっちが心配になるくらいサービスが良いです。

昼ごはん

朝ごはんをしっかり済ませていたので、昼はさっぱりしたものや屋台で食べる事が多かった気がします。



これはビビンククス。見た目より辛くないです。



マンドゥ好き!ここはひとつひとつが大きくて食べられるか心配になりましたが無事完食しました。



明洞の屋台でハットグ(韓国式ホットドッグ)食べました。砂糖をまぶした揚げパンに大量のチーズが入ってる感じです。よくkpopアイドルとか食べてるの見ますよね。のびのびしてたのしい。












これは東大門の広蔵市場です。活気がやばい。おかあさんたちの押しの強さハンパないです。ところでなんでみんなパンチパーマなんだろう。



センソンジョン(白身魚のチヂミ)とキムパ(韓国風海苔巻き)です。

ちなみに韓国ではチヂミとあんまり言わないと教えてもらいました。チヂミはもともと方言の一種で、正確にはジョンっていうらしい。

そう言えばここのお店でiPhone無くしたんですよ!正確には無くしてなんかなくて、父が間違えて自分のポケットに入れてたという。なにしとんねん。

でも働いてるおかあさんたちが自分のことのようにすごく心配してくれて国境を超えた愛を感じる事ができました。脳内のマイケルジャクソンがWe are the world 歌ってた。


夜ご飯
夜ご飯は豪勢にいっぱい食べました!



こっちはみんな大好きサムギョプサル〜私肉の中で一番豚が好きです。

でも肉よりこのお店の付け合わせで出てきたミョンイナムルが衝撃的でした。画像の左上の萎びた葉っぱみたいなん!

行者にんにくの葉の漬物っていうの?初めて食べました。美味しすぎて百貨店で買って帰ろうと思いましたが、百貨店よりこのお店の方が美味しくて・・・いやまだまだ知らない珍味がありますね。



これは!!かつて私がマクドでテロを決行する際に使用した生物兵器!!カンジャンケジャン!!!

蟹をしゃぶった後は、蟹味噌が入った甲羅にね〜ご飯グチュグチュして食べるんですよ。

チャミスル(焼酎)と良く合います。

この後酔っ払って煙草吸って帰ったらホテル前で盛大に転けましてね。久々に膝の皮膚ずり剥けどっかいった。タイ人ぽいおじさんに助けられました。


お菓子

私はもうそれはそれはGS25というコンビニを愛しています。ここのオリジナルのお菓子全部美味しすぎるんです。



おすすめはこれです。フルーツ味のグミみたいなものが、ミルクでコーティングされていて、不思議なふわモチ食感です。こちらはおそらく夏季限定のスイカ味。デフォはいちごとコーン味。

ちなみにまた私の偏見ですが、韓国ではスイカが人気なように感じます。



どこ行ってもスイカスイカスイカ・・・天下スタバもスイカ味のドリンクを韓国限定で出してました。



これは!私もよくわかりません!!

ロッテ百貨店で売ってました。韓国の伝統菓子ではあると思いますが・・・豪華なソンピョン(餅)?ヤクシク?(おこわ的な)

様々な木の実が入った素朴な味です。私はこの謎餅が恋しくてたまりません・・・。


いかがでしたでしょうか?お腹空いてきました?私は書きながら空いてきました。

食べる以外にもたくさん楽しい事しましたよ。特にショッピング面白かったです。

化粧品と服を買い込みました。ちなみに私、いつも旅行先で服を買った後、トランクケースを軽くするため日本から持ってきた服は現地で捨てる事が多いです。

新しい服を着て日本入りするのですが、それを大学の先輩に話したら泉ピン子と一緒やって言われました。ピン子か・・・。

来月も韓国に行く予定をしているので、もっと食べてもっと買い物をしようと思います!

釜山にも行きたいな〜。私の親戚が釜山でアヒル料理屋さんを始めたらしいのですが、名物がアヒルと漆の鍋だそうです。

もう本当にただアヒルと漆の木をぶち込んだだけのものらしいですが、体にとても良いとのこと。

しかし、やはり漆という事で、体質によっては胃が焼けただれる場合もあるみたいです。

それも一度食べてみないと分からないらしい。体良くするためにリスク冒しすぎでは?

工芸科の人は是非一度お試しください。

それでは!アンニョン!


4回生 泉ピン子