2017年5月17日水曜日

2017年5月17日

花〇〇の話


 こんにちは。2回の松浪です。
GW明けてからそこはかとなく各授業の出席者が減ってきている気がします。
 みなさん五月病には気をつけてください。


 今日は昼休みから、メンバーを変えながら、ひたすら研究室全体で仏像の話をしていました。

 話題の中心はなんと仏像の「乳首」について。

 実は2回colors班の村中さんが「広隆寺の金剛力士像の乳首が花になっていたのがもう2年間も気になり続けている」とずっと言っていて、2回生の間では度々その話をしていました。
 今日の昼休み、村中さんが「ダヴィデ像にも乳首が花になっているものがある」と言い出し、Google検索を活用しながら花になっている乳首(以下“花乳首”と記載)について2回生で考察。国や地域でどうかとか時代でどうかとかモチーフでどうかとか......。
 しかし途中で授業開始の鐘が鳴り、泣く泣く解散。

 さて、毎週水曜日の3限目はweb班とcolors班に分かれての授業なので、web班で「さっきまで2回生で花乳首の話をしていた」と言ってみたところ「なんだそれは」と予想外の大盛り上がり。事の顛末をお伝えするとすぐに、東洋美術が専門の竹浪先生と、仏像についての研究をしている修士1回の柴田さんが、研究室の本棚へ図版を求めて猛ダッシュし資料を漁り始めました。細かすぎて見えないときはスマートフォンでアップにしたり、みなさんそれは本気で仏像や彫刻作品の乳首を凝視。

(世界美術大全集をひっくり返し、ダビデ像の乳首を確認する竹浪先生・畑中先生・2回 松浪
写真:3回 橋本)

 なかなか異様な光景でした。(笑)
 鎧のデザインとしては割と多いのですが、裸体に花乳首というのも少なからずあるという話で、今日は「裸体に花乳首」の図版を全力で確認。ちなみに写真に写っているミケランジェロ作のダヴィデ像は花乳首ではありませんでした。
 如来にはなさそうだとか仁王像に多いのではないかとか、ヨーロッパでは男性器とその周りのデザインによって制作地域を特定するという研究があったらしいから花乳首でもなにかできるのではないかとか、飛び交うワードは強烈ですが気になったらすぐに調べるのは芸研にいる人たちの誇れるところじゃないでしょうか。

 ただ、今回はいまいちなにも分からなかったので、研究テーマとして温めることに。。。私がやるかどうかはわかりませんが、いつかきちんと解明したいものです。

2回 松浪