2017年4月10日月曜日

2017年4月10日

入学式と構内の花


この前卒業式が終わったと思ったらもう入学式です。卒業式は仮装もあってお祭りっぽい雰囲気ですが、入学式は淡々と進められました。総合芸術学科もまた5名の新しい仲間を迎えます。大学院は修士3名博士2名が入学しました。実は最近、修士の学生がコンスタントに入ってきているため、研究室の机が足りなくなってきていまして、今年の2回生は窓際の席に寄せられてしまいました。申し訳ない。

さて、今年は桜の開花がやや遅かったので、入学式の今日、満開を迎えています。
そこで、春の構内を彩る花を撮ってきました。
まず、桜といえばソメイヨシノですね。
本学には桜並木というほどのものはないのですが、構内のところどころでソメイヨシノが咲いています。ピンク色で花の量が多く、とてもゴージャスです。

現在は桜といえばまずソメイヨシノですが、この品種は江戸時代後期に作られた新しい桜です。古くからもっとも身近に親しまれ、大和絵を始めとする絵画にも多く描かれているのはヤマザクラです。茶色い葉っぱが花と同時に出てきます。ソメイヨシノほど花のボリュームはありません。構内では駐車場とか、外周の方にポツポツあります。

あと構内で目立つのは、白い花と緑の葉が同時に出るこれ。
オオシマザクラだと思うのですが、その原種なのかそこからの品種なのかというところまではよくわかりません。ちなみに、桜餅の葉はオオシマザクラの葉を塩漬けにしたものですね。

穴場としては、陶磁器棟の奥のシラダレザクラがあります。


普通のしだれ桜は、葉っぱが同時に出ないエドヒガン系が多いなか、ここのはちょっと違う品種のようです。何に使われたか不明の鉄のフレームが鑑賞を妨げていますが、これもまた芸大らしさでしょう。
ほかにも南門近くの八重桜や、品種不明ながら池の畔で見事に咲く白っぽい桜が4月中旬から咲きます。

紛らわしいのは南側フェンス沿いに咲いているこれ。
桜のようにも見えるのですが、花がちょっと小さいです。初夏になると実をつけます。確かこれはスモモだったと思います。

そのほか、いま見頃の花をいろいろ出していきます。
菜の花

ツバキ

シデコブシ

ユキヤナギ

アセビ

まあ、目立っているのはこんなところでしょうか。
あ、それから芸術学研究室の窓から見える西山も、緑の山のところどころに桜ピンクが混じってきれいです。ただ、これは写真では伝わりにくい。
この研究室は中央棟の最上階にあり西と東の両面に窓があるため、眺めだけはよいのです。
このように自然に恵まれた沓掛キャンパスも移転まであと6年となりました。次は鴨川のほとりなので、桜並木に関しては楽しめそうです。新キャンパスにもいろいろな樹木や花が植えられることを願っています。(田島)