日本舞踊鑑賞
こんにちは。三回生の柏山愛実です。
木々も色づき、もう晩秋といった感じですね。
校内も落ち葉が多く、少し集めてあるけば焼き芋でもできそうなくらいです。
さて、先週末、花柳流双福会の公演を見に行って来ました。
日本舞踊を生で鑑賞するのは初めてで、何の知識も無いまま見に行ったのですが、後で調べてみると花柳流は数ある流派の中でも五大流派というものに含まれており、そして全国に多くの門徒をかかえているということを知りました。
あまり身構えずに見れて良かったです。
公演の方ですが、話の内容は分かりやすいものや滑稽なものもあり、踊りや唄、演奏などは馴染みやすい調子で割と鑑賞しやすかったです。
踊りでは特に、動作のしかたが美しかったり軽妙で面白かったりと、話ごとにかなりの差があって、6時間ほど続けて見ていてもそれぞれの世界に引き込まれてしまいました。
公演が終わった後の外の様子です。
辺りはもうすっかり暗くなっていました。
ところで今回の公演に『深雪』という話がありました。これは上村松園の『娘深雪』という絵画を基に舞踊化された作品で、更にこの絵画の女性は、人形浄瑠璃の『生写朝顔話』のヒロインである秋月深雪がモデルだそうです。
今回見た『深雪』は上演時間が短く、使用する道具も多くなく、衣裳の色も淡い感じだったので、儚い印象でしたが、浄瑠璃や上村松園の絵はどんなものなのか、機会があれば実際に見てみたいです。