2018年5月24日木曜日

2018年5月24日

マウイ島旅行記 vol.2 〜文化紹介編〜


こんにちは。きららです。

前回に引き続き、ハワイのマウイ島についてご紹介します。

今回はマウイ島の暮らしの文化について!

なんとなくいい感じにまとめてお話しします〜!


①自然

マウイ島は自然が本当に豊かです。

ちょっとフラフラ歩くだけで、綺麗な海に出会えたり、



牛がいたり、



虹を見ることができます。




オススメの場所はHaleakalaです。

世界最大の休火山で、山頂に登ると雲の上の景色を見ることができます。

神聖な場所なのでLeiがかけられています





②食べ物

現地で美味しかった食べ物を紹介します!

まず、私が大好きなお店はこちら、Sam Sato's


みなさん「サイミン」という麺料理をご存知ですか?

ハワイ発祥のラーメンによく似たもので、昔日本人労働者が手軽な軽食のためにつくったことが始まりだと言われています。

このSam Sato'sも日系の方のお店です。とにかくめちゃめちゃロコに人気。

アメリカ人は並ぶのが苦手とよく聞きますが、ここはいつも行列。

汁なしの「ドライミン」が一番人気。

あっさりしているけれどダシと塩気が効いて、まじで美味しい。

これが「ドライミン」
隣のスープに麺をつけてどうぞ

招き猫がたくさん
パイのような饅頭(Manjyu)も売ってる

ダイナミック食い方 かわいい


お次はこちら!Geste Shrimp Truck

マウイ島って結構フードトラックがたくさんあるんですけど、ここのガーリックシュリンプはどちゃくそに人気でどちゃくそに美味い。全米No.1の味。

Kahului空港のすぐ近くの道路にいつもポツンとあります。

味が確か①Hawaiian Scampi ②Hot&Spicy ③Spicy Pineapple ④Lemon Pepper の4種類から選べます。

私は Hawaiian Scampi と Hot&Spicy にしました。



道端でこんな風にみなさん食べてます


③スーパー

私アメリカのスーパーって大好きなんですよ。

あの量の半端なさと全部がデカイ感じ。ダイナミックでたまんないですよね。

例えばこのショーケース、


これ全部ラップとピザです。軽く15mくらいこのコーナーが続くんです。
こんな食べんでええやろ。


あとこちらはですね、



ほら!

よくアメリカンホームドラマでみる失恋した時に泣きながら箱ごと食べるアイス!



いきなりですが、最近京芸のリブレで Dr.Pepper が売られ始めたんですよ。

「よくこれを商品化しようと思ったな」みたいな杏仁豆腐風味のジュースです。

一部のコアなファンからは人気があって、ドクペが好きそうな感じの・・・なんて言ったらいいんだろう・・なんかそういう感じの京芸生がこぞって喜んでリブレに足を運ぶようになりました。(いうて私もそっちサイドの人間です)

ですが!!!私から言わせればリブレなんてまだ甘い!!





基本ドクペとチェリーコークの民である私にとっては天国です。移住したい。

体の70%がジュースになっちゃうよっていうくらいの品揃え。

ちなみにアメリカっのファンタ、デフォで日本より濃い蛍光オレンジなんですよ。

そのくせFresh100%って書いてある・・・。

総括:リブレもこのくらいジャンキーになってもらわないと。


④Swap Meet

Swap Meet は日本ではあまり馴染みのない言葉かもしれません。

Swap(交換)Meet(出会い)の造語で、要するに蚤の市とかフリーマーケットみたいなものです。

ハワイでは Swap Meet が非常に盛んで、私も大好きです。

結構大規模
ココナッツをその場で割ってジュースにしてくれます!




そのほかにも地元のアーティストの作品や、フードトラックがたくさんあって楽しい。





ショッピングセンターに行くのもいいですが、Swap Meet は地元のものを、地元の人たちと直接交流しながらお買い物できるのでオススメです。



さて、長くなりましたがこれにて私のマウイ旅行記は終了します。

マウイ島の魅力の全貌を伝えるのにはこんな日誌じゃ全然たりませんでしたが、少しでも興味をお持ちの方はぜひ足を運んで見てください!

地元の人も本当に優しいですし。
(どれくらい優しいかというと会員カードを持っていると安くなるスーパーで私が買い物をしたんですが当然持っておらずそのままレジに持って行ったら私の後ろに並んでいた地元のじいちゃんが「私のを使いなさい」とカードを貸してくれ、さらにそのじいちゃんの後ろに並んでいたばあちゃんも「いやいや私のを使いなさい」とカードを貸してくれ、どっちのカードを使うか迷っていたらそれを見ていた店員さんが無条件で安くしてくれました)


おしまい。



2018年5月21日月曜日

2018年5月21日

マウイ島旅行記 vol.1 〜町巡り編〜


こんにちは。きららです。

突然ですが、私の家族はハワイ狂いです。

年に3回は行ってるんじゃないかな。

とりあえず何かあったらハワイに直行。

全財産を注ぎ込んでハワイハワイハワイ・・・そこまでは言い過ぎかもしれませんが、普通の一般家庭よりはハワイによく旅行に行きます。

3人家族で私しか英語ができないので、必ず絶対に連行されます。(嬉しいけど)

でも、私たちは日本人に人気のあるワイキキやホノルルがあるオアフ島ではなく、本土のアメリカ人や日本以外の外国人に人気のマウイ島に行きます。

ということで!今回の日誌では日本人には馴染みの少ない、ハワイのマウイ島について紹介します!

ちなみに私はもう今年2回行ってます。1月と、つい先々週の5月頭に。

あろ、ここで告白しますが、卒業論文提出直前にも行く予定です。

お母さんに「卒論あるから行きたくない」って行ったら、「そんくらいいけるやろ!根性見せや!」って怒られました。


どうしてハワイに行くのに根性が必要なのか。


地図を参照しながら読んでね

①Kihei

私たちはいつもKiheiという町にコンドミニアムを借りて泊まります。

Kiheiはマウイ島で一番開発が進んでいます。ショッピングセンターもたくさんあります。でもローカルムードたっぷりで、海が本当に綺麗です。

Kiheiの海

朝から晩までサーフィン


こちらは私が愛してやまない朝食スポット、Kihei cafe。

Kihei cafe


朝5時くらいから現地のサーファーのために開店。地元の人からもめちゃ愛されてる店。

すごく美味しいんです!あと同時にすごくバカデカイんです!!

サイズ感をふんわり説明すると、
パンケーキ→可愛い顔して直径30cm×3枚、
オムレツ→私が普段使ってる枕くらい
フライドライス→なんで朝からチャーハン食うのか理解できない


インスタ映え(カロリーもインスタントに摂取)

テイクアウトできる

店員さんも本当に優しくて朝からよくおしゃべりしてくれます。

オススメのお店です。

②Paia

今マウイ島で最もアツイ町と言っても過言ではない、Paia。

早朝のPaia

ローカルアーティストがギャラリーやショップをどんどん開店しています。






ちょっとヒッピーな雰囲気も漂っており、いい匂いの葉っぱを吸ってハイな方もちらほら。

Mama's Fish HouseというPaiaの有名なレストランで食事をしていると、私のテーブルを担当してくれたボーイが、実は世界各地のサーファーを撮るフォトグラファーだったことが判明。

彼にHo'okipa Beach Parkというサーフィンで有名なビーチを紹介してもらいました。

噂通りたくさんのサーファーがいます!


尊すぎる親子サーファー

しかし・・・それ以上に・・・ウミガメ!!!

ハワイ語でカメはHonu

岩かよ


これ岩じゃないです。私水族館でバイトしてるんですけど、それでも一度にこんなにたくさんのウミガメを見るのは初めて。

③Lahaina

かつてハワイ王国の首都であったLahaina。ハワイを代表する美しい古都です。

世界的な捕鯨の拠点であったため、Whale watchimgが盛ん。



ガイドの兄ちゃん
・・・ということで、長くなってきたのでここら辺でマウイ島旅行記vol.1〜オススメの町紹介編〜は一旦これにて終了!

今日は眠いし、vol.2も明日くらいに書ければいいなと思います。

しかし、美しい写真を準備するとさささっと日誌が埋まるものですね〜〜!

いつもないネタを繋ぎ合わせてヒイヒイ言いながら書いてますから。

挙げ句の果てに田島先生に「クセが強い」って言われるんです。

がんばってるのに!なんで!

「クセ強いよぉ〜〜」


4回生 谷岡輝樂々



2018年5月9日水曜日

2018年5月9日



韓国から来ました

 こんにちは
 韓国から来ました申才旻(シンジェミン)と申します。
 大学は韓国の釜山にある「釜山大学 美術学科」を卒業しました。専攻は韓国画で描く実技を学びました。大学12年には四君子、水墨画を学びながら蓮華をよく描きましたが、卒業の作品は顔料と鉛筆アジサイを描きました。作品の対象が変わった理由は花言葉でした。
 「アジサイ」の花言葉は「真心と気まぐれ」
 人の心の中には真心と気まぐれな心が共存していると思います。そして我々はその人たちとの関わりで傷ついたり癒され足りします。気まぐれで傷ついたり、真心で癒されるのを繰り返しながらいき続けている。その一列でアジサイを描こうと思いました。
 アジサイを作品の全面にはいるように拡大し、薄く塗り重ね、画面の中から浮かび上がるアジサイを表現しようとしました。水の中にあるような感じと人と同じぐらいの大きさで観客が作品を見るわずかな間でも色んな悩みや考え事を少し置いといて、作品の花びらに包まれ心の傷を少しでも癒されて欲しいと願いを込めて描きました。
 このような「ヒーリング」をテーマとして作品を作ろうとしたきっかけは、大学2年生の時、展示場の作品で私も癒される感情を受けたことがあるからです。その作品は、白黒の作品で雲と地面だけ存在した無限な空間を描いた作品でした。何もない空間でしたが、その何もない空間に、私は吸い込まようにしばらく眺めて自分も知らないうちに癒すことのできるような感情を経験することになりました。そして私もいつかだれかを癒される作品を作ってみたいと考えるようになりました。
 この度は芸術学科に研究留学生として理論の方を勉強したくて来ました。最近のニュースで、韓国と日本の様々な出来事や悲しい歴史が問題化されています。私の考えは、お互いをよく知らないので、誤解がより深くなっているではないかと考えています。私も昔から歴史は興味がありましたが実技をしたのでそんなには詳しく知りません。しかし、韓国と日本の長い歴史の中で悪いことだけあったとは思わないです。
 したがって、京都市立芸術大学で韓国と日本の歴史の中で芸術的にどのようなことがあったのか研究してみたいと思っています。
治癒、韓紙、162.2×130.3、2013
無題、韓紙、130.×162.22011



2018年5月8日火曜日

2018年5月8日

「げえっVSむむむ展 with 美女図鑑」三国志っていいな

こんにちは。4回生の橋本です。
ゴールデンウィークが終わりましたが、皆様はいかがお過ごしだったでしょうか?
このGWは出不精の私もかなりお出かけしました。特に5日と6日は神戸まで行って推しのステージに涙を流してきました。横で一緒に見ていた友人にめちゃめちゃあやされました。ですが、とりあえずその話は置いておきます。
4月から私がずっと楽しみにしていたイベントに行ってきたお話をしようと思います。
それがこちら!


「げえっVSむむむ展 with 美女図鑑」です!
『三国志』はみなさんご存知ですよね。中国で魏、呉、蜀の3つの国が争覇していた三国時代の歴史をまとめたものです。私たちが普段『三国志』として見知っているのは、実は歴史書の『三国志』ではなく、これをもとにして明の時代に羅貫中たちによって書かれた歴史小説『三国志演義』だったりもします。この2つは内容がちょっと、いや著しく違う部分もあるのですが、どちらにせよ今の私たちが親しんでいる三国時代の英雄物語の基礎となったものです。
私は小学生の頃から三国志が大好きで、三国志が題材の漫画や小説、特にゲームにはとても思い入れがあります。ちなみに好きな登場人物は司馬懿です。私が今研究しているのは奇しくも中国絵画なのですが、資料を読む際に地名や人物名がすらすら読めたり、なんとなく昔の地名で今の中国だとどのあたりなのかを把握できたりするのはこのおかげかもしれません。
大阪のアメリカ村にある心斎橋BigStepの3階、「この世とあの世を結ぶ特殊画廊」として出現した「墓場の画廊west」にて開催中の「げえっVSむむむ展 with 美女図鑑」は、横山光輝氏による漫画『三国志』をコンセプトにした展示企画、オリジナルグッズショップです。
店内の様子はこちら
横山光輝三国志(以後横山三国志とします)は1971年から1987年まで、潮出版社『希望の友』『少年ワールド』『コミックトム』に連載された漫画で、吉川英治氏の小説『三国志』を基調に独自の解釈などを織り交ぜて描かれた作品です。三国志を題材にした漫画の先駆けにして、黄巾の乱から蜀の滅亡までを描ききった長大な作品であり、全六十巻あります。考え抜かれたストーリーももちろんなのですが、なんといっても横山三国志で一番有名なのは特徴的なセリフではないでしょうか。例えば「待て あわてるな これは孔明の罠だ」、「温州蜜柑でございます」、「とてもつらい」、「その報告は孔明にとってショックだった」など、一度は見たことや聞いたことのあるコマやセリフが横山三国志の大きな魅力の1つです。この「げえっVSむむむ展 with 美女図鑑」は、そんなセリフの中から「げえっ」と「むむむ」に焦点を当てた展示企画です。墓場の画廊による各コマへの楽しいコメントを交えつつ、作中に登場する様々な「げえっ」「むむむ」を紹介しています。with 美女図鑑ということで、作中にはあまり多くは登場しませんが、三国志を語る上で外すことのできない美女たちも楽しく紹介されています。
ですが、どちらかというとこの催しの中心はそのグッズ展開にあります。なんならブースのほとんどがグッズです。先ほど紹介したように、とにかくこの横山三国志は面白いコマが多く、LINEのスタンプやTwitterでのリプライ用の画像としても親しまれています。そんな漫画のワンシーンや個性豊かな武将たちをモチーフにしたグッズが所狭しと並べられています。私が買ったグッズを幾つか紹介しますね。

まずはこちら

その名もずばり「甘寧一番のり」。中身は海苔です。合肥の戦いで呉の武将・甘寧が鎖鉄球を振り回しながら「甘寧一番乗り」と叫び敵陣に飛び込んだシーンです。構図が面白いのととにかくインパクトが強いワンシーンですね。ちなみに中身の海苔は国産の美味しい海苔です。
こちらは付箋です。二種類あったのですが、私は大好きな司馬懿が入っているこちらのセットにしました。普段使いにもぴったりなサイズと容量、そしてこれを見た人は思わず「むむむ」としてしまう名言が。連絡にも煽りにも使える万能グッズです。

衝撃的な表情が大胆にデザインされたマグカップ。伝国の玉璽を手にしたことで皇帝を自称した袁術という人物が、農民から水を恵んでもらえなかったというシーンです。これで美味しい飲み物を飲むなんて、袁術からしてみれば「げえっ」どころでは済まないのですが、なかなか気分が良いです。
こちらはなんと横山三国志の学習ドリルです。数々の名場面、名ゼリフとともに楽しく漢字や三国志の人物の学習ができちゃいます。
中身はこんな感じ。一筋縄ではいかない「むむむ」な内容となっています。特に最後の方にある問題は、そこそこに知っているというだけでは歯が立たないレベルになっています。これを使ってあなたも三国志マスターに!

いかがでしたか?他にも蜀の名将がデザインされたボウリングシャツ、美髯公スカジャン、桃園の誓い用杯などたくさんの横山三国志グッズがありましたが、私はマグカップがお気に入りです。三国志を知っている人であればニヤリと、知らない人でもクスッときてしまうようなグッズが目白押しです。しかも来店すると……
なんと司馬懿も大喜びの名誉職に任命されます!三国志に詳しい人もそうでない人も、ぜひ一度、墓場の画廊west「げえっVSむむむ展 with 美女図鑑」に足を運んでみてくださいね!

2018年4月25日水曜日

2018年4月25日


新入生歓迎会

こんにちは。3回の松浪です。
なんとなく日誌を書くたびに久しぶりだなと感じます。

さて、今年も春になり新入生を迎えました。
美術学部のほとんどの専攻では2回生?3回生?とかで専攻が決まってから歓迎会をするらしいのですが、
私たち総合芸術学科はひと学年に5人しかいませんし研究室もひとつしかないので入学後すぐに歓迎会をします。
研究室で茶話会をしたのちにみんなで食事に行くのが毎年の恒例です。

茶話会ではまず新入生の自己紹介。学部が5人と修士に3人。今年は院生が多めです。
みなさん好きなものや最近の悩みなど様々なことを教えてくれました。


そして、こちらも恒例になっているのですが、
自己紹介も兼ねて2回生から学部新入生へ、総合基礎実技を始め大学生活に関するアドバイスなどがあります。
(総合基礎実技とは、美術学部の全学生が合同で受ける実技授業。他の専攻に友達を作る絶好のチャンス!)
私たちの頃は3回生以上も自己紹介やアドバイスをしてくださっていたのですが、
その時に「健康第一だよ!」「内臓大事にしてね!」と何人かの方に言われたのを思い出しました。



さて、食事会!みんなで乾杯!
芸術学研究室ではなぜか打ち上げなどでカレー屋さんに行くことが多いのですが、
新入生歓迎会は人数が多いことなどもあり居酒屋です。
座席はランダム。新入生からはもちろん、先生方や他の学年の方達ともいろいろな話ができてすごく楽しかったです!

2018年4月20日金曜日

2018年4月18日

芸術資料館「画学生のまなざし-京都市動物園とのであい」


気がつけば4月も中旬です。
5月まで2週間を切りました。5月といえばそう、ゴールデンウィークです。
皆さん、休暇の予定はもうお決まりですか?

現在、京都市立芸術大学 芸術資料館では、「画学生のまなざし-京都市動物園とのであい」展が開催中です。


本学の資料館は、歴代の学生が描いた卒業作品を多く所蔵しています。※
今回の展示では、その中から動物を描いた作品にスポットライトを当て、作品が制作された背景を探ります。
※卒業作品の受け入れは、明治27年より始まりました。

この展示、実は資料館だけでの企画ではなく、京都市動物園との連携イベントなのです!
資料館での展示のほか、動物園でも展示や講演会が行われています。

今回は、ゴールデンウィークのお出かけに最適な、京芸・動物園コラボ企画を紹介します!


本企画は、明治元年から150年目となる平成30年記念した明治150年・京都のキセキプロジェクトの一環として行われています。

京都市立芸術大学も京都市動物園も、その始まりは明治時代までさかのぼります。
京芸の前身である京都府画学校は、明治13年(1880)に創立されました。ちなみに校舎は現在の西京区沓掛ではなく、京都御苑の敷地内にありました。
それから23年後の明治36年(1903)、京都市動物園の前身である京都市記念動物園が開園します。
この時、大学は東山へと移転しており、学生たちは身近な場所で生きた動物を観察することができるようになりました。

この動物園の開園は、学生たちの作品に大きな影響を与えます。
それまでの動物画は、代々受け継がれてきた手本をもとに、決まった型の中で表現することが普通でした。
しかし、動物園で実際に動物を観察・写生できるようになると、学生たちはその成果を絵に強く反映させるようになります。


芸術資料館のスター、村上華岳の「羆」(明治40)は、その代表と言えるでしょう。
画面いっぱいに巨大な熊を描くものの、細部を疎かにせず、丁寧に毛並みを描きこんでいます。特に目の周りの毛の描き込みが圧巻!今回の展示でももちろん出陳されているので、ぜひ実際に見ていただきたいです。
ちなみに、熊の足元に描かれた木…実際に動物園でこのような展示がされていたわけではいそうです。「熊のオリにこんな木をいれたら、じゃれつかれてボロボロになります」(by京都市動物園副園長さん。後述の講演会にて)とのこと。確かに!
この構図は華岳のオリジナルなんでしょうね。



稲垣仲静の「豹」(大正6)は、凛々しい豹が3頭描かれた作品です。
当時、動物園ではたしかに豹は飼育されていたようですが、「このように複数の個体を同じケージで飼育することはなかった」(by副園長さん)とのことです。
これも言われてみればそうですよね。喧嘩になっちゃいますからね…

若い画家たちは、写生の成果を存分に作品にぶつけつつも、工夫を凝らして画面をつくっていたことがわかります。


会場では作品と合わせて、動物園で飼育されていた動物を撮影した写真も展示されています。その他、昭和2年に撮影された動物園の映像も必見。白黒の映像ながら、テンポよく様々な動物が紹介されており、当時の動物園の雰囲気がよくわかる貴重な資料です。

また、先に触れたように、京都市動物園にて、本学の芸術資料館館長にして、芸術学研究室の先生である田島先生による講演会も行われました。動物園の副園長さんと一緒に、日本画に描かれた動物についてお話してくださいました。
笑顔がたいへん眩しい田島先生のプロフィール画像

(この講演会もとてもおもしろかったので、またそのうちレポートを上げます)


講演会は終了しましたが、動物園でもパネルでの展示を行っています。

そして、京都芸大資料館と、動物園ではスタンプラリーを開催中!二箇所を回ってスタンプを集めると、特製ポストカードがもらえます!
販売してたら買っちゃう!というくらい上質なポストカード。これは手に入れるしかない。


GWには、ぜひ京都市立芸術大学芸術資料館、京都市動物園へ!

追記
展示は興味があるけど、京芸付近ってなにもないし、資料館見たら終わりだともったいない…というあなた!
こちらの日誌
こちらの日誌で京芸付近の文化スポットを紹介しています。国宝の仏像もあります。
展示とあわせてぜひ!

京都市立芸術大学芸術資料館
展示期間:4月11日(水)~5月13日(日)
時間:9:00~17:00
休館日:4月16日(月)、23日(月)、5月7日(月)
ギャラリートーク:5月8日(火)

京都市動物園
展示期間:4月14日(土)~5月13日(日)
時間:9:00~17:00(入園は16時まで)
休園日:毎週月曜日※月曜日が休日の場合、翌火曜日(5月1日は臨時開園日)

2018年4月13日金曜日

2018年4月13日

殺意の春


みなさんお久しぶりです、きららです。

私はweb班で別の仕事があるので、あんまり日誌を書く機会がなかったのですが、もうそんなこと言ってられなくなりました。だって今期のweb班員数3人ですよ!?頼れる上回生の方達が卒業してしまって。この今期のweb班紹介をみてほしい。



生徒数3人対スーパーバイザー3人って・・・1st、2nd、3rdってなんなんだ。Dガンダムかよ。

個人的にセーラームーンみたいにしたいって言ったんですよ。スーパータジマムーン、スーパーハルカマーキュリーみたいな。その方がかわいい気がします。
でも却下されちゃった。


ということで今期は私もいっぱい日誌を書くのでよろしくお願いします。


タイトルが「殺意の春」なんですが、わたし、春って嫌いなんですよ。
もともとは好きだったんです。高校生までは「クラス替え楽しみだなあ」とか「新しい先生どんなのかなあ」とか、わくわくしていました。
でももう21歳になると、目先の楽しみよりも将来に対する漠然とした不安の方が勝ちます。
4回生です。後がないんです。新学期頑張って行こう!みたいな世間の雰囲気がものすごく怖いです。
いやいや、現状維持でお願いします・・・時間は私の了承を得ずに勝手に進むな!

なので春休みは現実逃避のため酒を飲んでいました。絶やしてはダメだ、死んでしまうと思って。


例えばこれ。親友のロシア人の美女の家に行ったら、風呂上がりタオル巻き姿で朝青龍のグラスワインくれました。粋ですね。




これは友達が働いていたマジックバーに行った時ですお酒をブンブン投げながらカクテルをつくるショーをやっていました。
ちなみに私マジックされるの苦手なんですよ。面白いけど、騙されるのってしんどくないですか?
人生騙されるより騙す方がいいです。




これはロシア美人とパキスタン料理の店に行ったらそのままパキスタン店主と仲良くなった時の写真です。
この後クラブ行ったんですけど、パキスタン店主もクラブついてきました。
朝方まではしゃいで彼の店に戻って吐いていました・・・。





石囲んで何してんだ・・・京芸の人たちと祇園円山公園の桜の木の下で酒を飲んでいたはず。



ということで、春休みのお酒に逃げた日を一部ご紹介しました。


心に春霞がかかったかのような、正体不明の不安に怯えていた人は私だけではないはずです。
新学期、就活、新社会人・・・初めてのことがいっぱいスタートします。
失敗しても、自分に自信が持てなくなっても、それはきっと春のせいです。

なぜなら春はクソだから。はじまっていいよって言ってないのに新しいことがはじまるから。


でも、はじまりがないと終わりがないんですよね。私は今は長生きにそんなに興味がないので、人生は「好き放題して楽しかったー!昇天!」くらいのポップ感というか、疾走感で駆け抜けたいです。


立ち止まっていてもどうしようもないので、寒くてまだ眠たいのにやってくる春に殺意を向けながら、最後(たぶん、そうであってほしい)の京芸生活1年間楽しみたいと思います。

疲れたらお酒があるので。たまには逃げるのも大事。


4回生 谷岡輝樂々