2019年3月25日月曜日

2019年3月25日


おしらせ!!!!!!!!!

これからの芸研日誌は、https://sougei.kyogei-ob.jp/sogewp/wp/diary/に移動します!

こちらでの更新はこれで最後です。
今後ともよろしくお願いします!!!

2019年3月22日金曜日

2019年3月21日


おわりのはじまり



こんにちは、きららです。

もう最近めちゃめちゃ忙しいです。

今一応春休みなんですけど、本当に「休み」ってなんやねんと言いたくなるくらい時間がない。

週5~6でバイトに入り、その合間に奨学金やら次の進学先のための準備をして、あと勉強してって感じです。

一日が早いし、家にほとんどいないです。

だから直近の悩みはバイト先に検便を出せないことですね!

だって外出中に採取したくないじゃないですか!!

そこんとこデリケートなんでお家でゆっくりやりたい派。

でも家にいないのでもう間に合わねえ。提出明日やし。



あ、でも忙しい合間を縫って週に1回ほどはド派手な遊びをしてますよ。

最近はなんと!日本最大級のコスプレイベントである「日本橋ストリートフェスタ」へ参戦しました!

学校の先輩と、親友のロシア美女と3人で行きました。

最初軽いノリで参加したんですけど、いやーやっぱり私たちカリスマですわ。

イベントが終わる頃にはもう、見てください。


このカメコの数!普通に有名レイヤーさんと渡り合えるほど写真とっていただきました!

ストフェスめっちゃ濃かったし事件がありまくりだったので、よければこっちのブログにまとめてあります。

チェックしてみてください!


画像クリックでブログに飛びます


まあ、この忙しさのおかげかわかりませんが、意外にも今年は例年より春に対する嫌悪感が遥かにマシですね。

以前この芸研日誌でも書きましたが、私、春って本当に大っっっっ嫌いで、今年なんていつもより特に落ち込むんだろうなと想像してました。

だってもう私、卒業ですよ。

楽しかった4年間の京芸生活が終わってしまった後の春なんて、絶対に絶望で最悪の気分だと思ってました。

でも、忙しさもありますけど、自分が自分の想像以上に、京芸で過ごした4年間と次の将来に対する気持ちの整理がついている感じがします。

京芸を卒業することで、新しい道に進めることが案外ワクワクしてきました。




春先はいろんなことが終わりますよね。

1番最初に思いつくのは受験かな。

京芸入試、合格した人おめでとう。

まあ「おめでとう」というか、「ようこそ地獄へ!」って感じです。

美術すると病むし、めんどい奴らばっかだし、学校汚いし沓掛寒いし田舎。近隣に安いお店が王将しかないので王将の犬にならざるを得ない。バスは来ない。しかもなんか学校全体がどことなくウェッティ。

なんだかんだは楽しかったので、新入生の子達も思いっきり暴れてくれたら嬉しいですね!

落ちた子は悲しくて悔しい思いをしていると思います。

自分は受かった側なので実際にどんな気持ちなのかはよくわからんけど。

でも、特に総芸志望者だった子に関してずっと言いたかったことがあってですね。

落ちたことで何もかも諦めないで欲しいです。

合否発表のたびにツイッターで、落ちて人生の全てがダメになったと思っちゃって、しゃーなしに風俗で働いたり、他にも危ないことしてる子たちをたくさん見かけます。

風俗という仕事をバカにしてないし、むしろ私が尊敬する職業に入ってます。(自分がやれって言われても苦手すぎてできないから)

やけど、そういう特殊な道に行っちゃうと、特殊すぎて自分自身の可能性が狭まっちゃうんじゃないかと思うんです。

私は普段他人に関心がないのでこんなおせっかいせんけど、

私が京芸行ってよかったなという理由の一つに、自分自身について深く考えることができたということがあるのでエラそうに言ってもたんです。

私の受験エピソードはというと、色々事情があって私が総芸の受験自体を決めたのがJK3の10月でした。

間に合わんやろうとみんなに思われてたものの、当時からカリスマ性を発揮し見事現役合格!

しかし受かったものの、大学でやりたいことや明確な目的なんてなかったです。

でもこの4年間、イカれた友人たちと、更にその上を行くものすごくイカれた先生方と一緒に過ごしたり、いろんなことに挑戦したり、あとやっぱ膨大な量の美術作品をみたおかげで、なんだろう、多様な刺激を受けそれらと比較することで、自分の能力・趣味趣向・可能性が明確になったなと思いました。

おかげで、自分がこれからやりたいこと、というか培った能力でしなくちゃいけないことがなんとなく見えてきました。

だからこの4年間を卒業することで、今やっと人生のスタートに立てたような気分です。

いろんな刺激を受けて、たくさん学んで自分の肥やしにすることが、みんな大事っていうけど、ほんまか思うけど、大事だと認めざるを得ないです。

やんなくても生きていけるけど、やった方が楽しいと思います。

入学当初素行がゴミすぎてあだ名が「スターダスト」だった女が改心して言ってるので。

だから受験受かった子も落ちた子も、京芸であろうがなかろうが、とりあえず自分の可能性を広げられそうな環境にいること、そして行動することをオススメしたいです。



終わってしまうということは始まってしまうということですよね。

だから置いていかれないように、常にもがいて走り続けないといけないのがしんどい。

でも終わらないと始められないので。

私も寂しいけど、心地よかった京芸生活にバイバイを告げて、次に向かって足を止めずにガンガン進んで生きます。

最後の芸研日誌でした。ばいちゃ!




2019年2月17日日曜日

2019年2月17日

最後の作品展と論文とブログ


こんにちは、きららです。

私にとって最後の作品展、「2019年度 京都市立芸術大学 作品展」が終わってしましました。

同学年の作品たちをみると、みんな格段に作品のレベルが爆上がりしててもう胸アツ激アツでしたね。
最初は一緒に総合基礎実技をやって、基礎課題をこなすようになり、それらの過程で何かしら得たものを自分の作品として昇華していて、もうババアなんで自分のことのように嬉しく感じてました・

もちろん同期の総芸のみんなの卒業論文も展示されていました。
私としては他の実技の学生たちよりもさらに身近に一緒に学んでいたので、みんながいろいろ苦労して悩んで楽しんで研究したものが形になって本当に嬉しいです。

ここで私の展示風景(準備中の写真)をチラみせしときます!



私は明治から昭和にかけて活躍して中原淳一という人物を研究していました。その中でも注目したのが、彼が手がけた「少女」のためのファッションについて。彼は日本で初めて十代の女の子のためのファッションをデザインした人物なのです。
そもそも「少女」という概念自体が誕生したのが明治後期であり、その背景には明治期の学校制度の変遷や、当時の女子たちが社会から良妻賢母になることを強いられていたなどの理由があります。
中原のかわいい「少女らしい」ファッションデザインの形態的な特徴を調査していたら、結構その特徴の裏には、ドロドロしたものがあったんですよね。少女は純潔・処女でなければならないという当時の思想や、その思想をイメージ化するのに少女雑誌が活躍したり・・・。

まあ詳しくは私の論文を読んでいただければなと思います!
ただ私の論文が7万字という大ボリュームなので、展示会場で読むのは難しかったと思います。
長すぎてみんなに「指輪物語目指そ」「ハリー・ポッターみたいに実写化する?」とかもう散々な言われようです。

そこで!実は、この芸研日誌を卒業するにあたり、自分でブログをやろうと思いまして!
でもただブログをやるだけではなく、実技の仲のいい学生たちを集めてアートポータルサイト風の悪趣味丸出しのサイトを作ったんです!

画像クリックすれば論文のとこに飛びマス

見た目はドギツイですが、コンテンツは割としっかりしているはず。
ここのサイトで論文(pdf)を公開しているので、「論文のデータちょうだい」とおっしゃってくれていた方、よかったらご覧ください!

あと芸研日誌卒業の思いを、ブログ開設に至った理由を詳しく暴露しているのでそちらも合わせてどうぞお願いいたします!

2019年2月14日木曜日

2019年2月13日

遠足
こんにちは。2回生田部です
昨日はweb班で遠足に行ってきました!
2月13日は岡本神草の命日であるため、田島先生は例年この日にお墓参りをされてるそう。今回はみんなで遠足を兼ねて行ってみました。近くの画学校跡地巡りも!
運良く晴れて遠足日和☀️御所前に集合してれっつご〜

まずは御所内の画学校跡地から。明治天皇生誕の地・中山邸跡の説明を受けながら母と子の森へ。と着いたら何やら田島先生がごそごそ
田島先生「ちょっと待ってね…」














おもむろにスライドを取り出し画学校移転についての授業が始まります。 母と子の森が青空教室に!
森の中にある公孫樹は江戸時代からあるらしく、画学校時代ももちろんあったそう
そんな公孫樹の前でパシャリ。大きい立派な雄(画面右)と雌(左)の木です。終始銀杏拾いたそうにしてた畑中先生。秋頃が良さそうです。














迎賓館を通り過ぎて、次の目的地の吉田跡地へ。竹浪先生は移動中メモを取ってられました。学ぶ姿勢を忘れないのは大切ですね

鴨川を渡って、比叡山へと続く京都では珍しい斜めの道を通って行きます。

道すがら何やら気になる看板が。手作り感溢れる「ケーキ」の文字!web班員みんなが吸い込まれて行きます





















民家の奥でおじさんパティシエが小さなベーカリーを営んでられました。創業80年の本当にレトロなお店。中からは甘〜いバターの香り




















おやつ片手にもぐもぐしながら歩きます。




















続いての吉田跡地(現・京都大学恩修館)に到着。初代左京区役所跡という石碑が建っていて、ちゃんと横には絵画専門学校があったという記述があります。ちなみに館内を覗くと論文発表会の真っ只中でした。他人事じゃない!頑張れ京大生




















京都大学時計台を過ぎて吉田神社へ。昔画学生が写生をしてた地です。当時の写真を再現すべく頑張って写真を撮ったのでまたお見せします〜




















さて本来の目的のため真如堂の墓地へ!吉田山を超えて行きます。





















「岡本神草」ありました。妻であった緑さんと並んで眠っています。私にとって神草は下書きの力強い描線が印象的で、エネルギーはあるのに自身が納得するものが描けず葛藤していた画家という印象があります。お花を添えてお墓の前で並んでると
畑中先生「この墓石はチョウ石が入ってるね」




















見ると確かに他の墓石とこれだけ違います。墓地一帯は妻の実家である若松家のものなので、別の家である岡本神草の墓は石が違うとのこと。なるほど〜先生の分野によって色んな観点から物事が見えてきて面白いです
とここで田島先生が急用が入り解散!残念ながら神草のお話は聞けませんでしたが、みんなでその生涯に想いを馳せて墓地を後にしました。(竹浪先生がナカイベーカリーのパウンドケーキもお供えしました)
白川に沿ってぷらぷら歩いて橋本関雪記念館へ。















橋本関雪が実際に住んでたお家を美術館にして公開しています。地図を見てその広さにびっくり!大作を手がけるための部屋、茶室、庭の池には立派な錦鯉が泳いでいます…なんて贅沢なお家だ。





















美術館は関雪の下絵や収集品が多くありました。イタチの下絵なんかは今にもちょろりと動きそうな軽妙な感じで描かれてました。本絵は売れてしまい、あまり手元に残っていないのだそう…。けど収集品に中国美術品があったりして、橋本先輩と竹浪先生は熱いトークを交わしていました。いい収穫があれば何より!あと小下絵複製と一緒に売られてたブレブレ舞妓さんの写真作品も謎めいてました。
歩き疲れた頃、関雪が建てた洋館を改装したレストランでごはんです。館内の奥の方には素敵な予感がする階段があったりしました。登ってみたくなる。

鴨とオレンジのサラダや美味しいチーズのパスタやピッツァを食べてご満悦。総芸は先生と生徒が2:1なので研究と遊びの先生ができるねって話をしました。楽しかった〜
































Web班遠足これにて終了!お疲れさまでした!















2月13日。梅が咲き始めるこの季節、神草の代表作「口紅」から一字拝借して、
この日を「紅梅忌」と呼んで親しむのはいかがでしょうか。チョコを作ってる時にでもふと気に留めてみてください。




















白梅でごめん

2019年1月30日水曜日

2019年1月30日

作品展前

こんにちは。2回生たなべです。
昨日作品展のために中央棟の机大移動大会が行われていましたね。
元イベント美術の私としては、芸祭のあの脳裏に収めてた混雑状況の記憶が蘇ってきて恐ろしかったです。この大学にいる限りこのイベントからは逃れられないのでしょうか…

さて、2回生は今絶賛作品展準備中です。
総合芸術学科は中央棟L9教室で展示を行ってます。2回生はこの後期に取り組んだ先生のインタビュー冊子を展示します。先生とのインタビューから冊子の編集・校正まで全て自分たちで行ったものとなってます。道のり長かった…
何が大変だったかなと思うと、やはり言葉をまとめるのが一番大変だったような気がします。先生の口調を残しつつ文字で見て違和感のないようにしたり、冊子レイアウトのために字数を調整したりします。いろんなところに気を配らないといけないので大変です。
けど冊子イメージを決めたり、タイトルを決めるのに1ヶ月くらい難儀したりとなんだかんだ楽しかったです。無事完成したので何よりです。あとは完成品が届くのを待つのみ。
展示では冊子の他にインタビュー映像、冊子作成までの過程もお見せする予定です!他にも先輩たちの論文を読めちゃうスペースがあったりします。ぜひL9教室遊びにきてください〜

2019年1月16日水曜日

2019年1月16日

追い込み

こんにちは、2回生の森です。
インフルエンザがちまちま出だしてますね。私は2年に1回の頻度でかかるので、今年は危険です。手洗いうがい大事。
この週末に成人式がありました。でも私はまだ成人してません。
残り2週間くらいなのですが、わずかな10代を謳歌しようと必死になっているところです。

さて、京芸では作品展が残り1ヶ月をきりましたね。
総芸の2回生は、授業の中で先生方にインタビューを行い、それを冊子にして配布します。
レイアウトや写真からすべて自分たちでおこなうので大変です。
展示よりもまず入稿〆切が迫ってきていてギリギリのところを彷徨っています。やばい。
当日は、総芸ブースにて制作過程やインタビュー映像の展示とあわせてできた冊子を配布するので是非もらってくださいね!TAKE FREEです!!
配りきるのも課題の1つなので本当…もらってください…。
ちなみに、裏表紙の誌面を作っていたら狂ってると先輩にいわれました(笑)

お楽しみに!

2019年1月9日水曜日

2019年1月9日

デッドラインまであと9日

 こんにちは。4回生の橋本です。

 4回生のこの時期、つまり卒論です。今、私の生活は卒論に支配されています。加筆ってどこで終わるの?修正してたら原形無くなったんだが??というか気がついたら1節増えているんだが???というのを繰り返しながら卒論と戦っています。しかも私の研究分野は中国絵画史なので、文献を引用しようと思うと全て漢字で一文字ずつ打つ羽目になることがあります。正直本文を書くよりも引用と注が鬼門です。漢字一文字探すのに5分かかることもあります。終わりが見えていないほどやばい進度ではありませんが、目に見えて進んだという感覚も得られないので、毎日限界で過ごしています。もう最近SNSで後輩から卒論さんと呼ばれるようになりました。

 つまり、これを書いている場合じゃないんですよね!!!!!!わかってほしい!!!!!!!卒論が終わったらすぐに博物館実習のレポートあるし!!!!!!!卒論の要旨も終わってすぐ提出だし!!!!!!!!!!何でそんなことするんですか!!??!!!??!?!??!?!?!??!?!?!!……という気持ちを糧に今日も頑張ります。皆さんも風邪に気をつけて過ごしてくださいね。