2016年6月28日火曜日

2016年6月26日

梅雨とノスタルジー


こんにちは。三回生の藤山です。
梅雨の季節は外に出ることすら億劫になりますね…傘という余計な荷物も増えますし。
梅雨嫌いな私ですが、「この時期の楽しみ今昔」について書きたいと思います。



今の楽しみ
梅雨といっても毎日雨ではありません
天気の良い日は運動不足を解消するため、とりあえず散歩します




実家まわりを散歩しがてらスマホでパシャパシャ(一眼レフ欲しい…)

子供の頃は日焼けなどまったく気にせず外で遊びまわっていましたが、
今では日焼け対策が欠かせません!!紫外線との闘いです
 
 
 
 そして、一番の楽しみがこちら
 
  
この時期の田んぼには水が張ってあります
そうです、水田です
 
 


↑田んぼに水が入っていく様子は、ずっと見ていられますよ
 
 
 


かつての楽しみ
水田は生き物の宝庫ですね

昔の自分にとって、これほどの遊び場はありませんでした


ちなみに幼い私のお気に入りは ↑ “田金魚”(正式名称はホウネンエビというらしい)でした
水の入口の、少し深くなったところにウヨウヨいますよね!
 
 
 

 
そして、田んぼに水を入れるための水路↑↓(私の地元では“みぞっこ”と呼びます)にも…





 小さい魚がいっぱい!
こいつらがもう少し大きくなると、子どもたちによる“ジャコ狩り”が始まります
(今の子どもたちがするかどうかは分かりませんが…)
 
他にも、サワガニやザリガニなど、水辺の生き物を捕獲することが、
当時の私たちにとって、至高の遊びだったのです
 
 


 
しかし、遊びだけでなく、水田はこの時期ならではの悪さも生み出します
 
 
 
 
↑のように、水を塞き止める板があるのですが、これを引き抜く悪ガキが現れるのです
学校の先生からの注意も一種の風物詩だったのだと、今となっては感じます
 
 
 
 
おまけ
 
 “ジャンボタニシのタマゴ”
このピンクのタマゴは見つけ次第、木の棒で落とすか、靴でつぶします
今でも、これがたくさんへばりついているのを見ると、落としたくてたまりません
 
 
 
 
 
長くなってしまいました。
子どもの頃のことを思い出すと、無性に泣きたくなりますね…
今では小さな楽しみしかなくなってしまいましたが、晴れた日には外に出かけるよう心掛けたいと思います。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2016年6月23日木曜日

2016年6月22日

小御所調査


先日の日誌でも触れられていましたが、現在田島先生と京都御所の障壁画を調査しています。


調査の様子
対象は御所の一角にある「小御所」。
主に会議や儀式に用いられた建物で、日本史の授業で必ず登場する「小御所会議」の舞台となった場所です。

この「小御所」、実は1954年に火災に遭い焼失しています。焼失前の小御所には狩野永岳や原在照など名だたる絵師が描いた襖絵がありましたが、残念ながらこの火事で大部分が失われました。
小御所は火災の4年後、1958年に建て直されることとなり、多くの画家がこの再建に関わりました。その中には京芸の前身である京都市立絵画専門学校を卒業した画家も含まれています。

そのような縁があり、今回の調査をさせていただいています。


この小御所の襖絵は、春と秋に行われる一般公開にて、その一部を見ることができます。



2013年11月2日撮影


これは2013年秋の公開の様子です。奥に見えるのが襖絵ですね。この年は舞楽の衣装を纏った人形も展示されていました。

京都御所は、この地に造営された14世紀から幾度も火災に遭い、その度に再建をされてきました。
その長い歴史の一部に、大先輩が関わっていたとは……今回の調査で初めて知りましたが感慨深いです。

まだまだ調査は始まったばかりですが、みなさんにおもしろい報告ができるよう励みます。

4回生 柴田

2016年6月16日木曜日

2016年6月16日

キャンパスの今昔


今朝登校すると、キャンパス南側のフェンスで、伸びすぎた樹木の剪定をしていました。


1980年にこのキャンパスが開かれてから36年が経ち、全体に樹木が鬱蒼としてきています。

南門から中央棟を見ると、立派な並木道です。

ここだけ見ると歴史あるキャンパスみたいです。
しかしこれらの樹木も皆30数歳に過ぎません。

昔の写真はこうです。

大体同じ角度から撮るとこんな感じ

建物が全然見えません。

さらに、上から見るとこうなります。

手前から森がしだいに迫ってきて、建物を飲み込もうとしているようです。

ご存じの方も多いと思いますが、このキャンパスともあと7年ほどでお別れになります。
そのあとは京都駅のすぐ東に移ります。
この大学は、歴史は古いのですが、住所は落ち着かない学校で移転を繰り返しています。その変遷については、こちらにまとめられています。ずっと上野にある東京藝大とは対照的です。

ちなみに、一番最初の校舎を示しているのはこの地図。

隣にあるのは、なんと御所です。

その縁というわけでもないのですが、現在芸研の田島と柴田は京都御所の障壁画を調査する共同研究をしています。


京都御所は、外から見る公開はされていますが、なかなか御殿の中には入れないので、貴重な体験です。

あ、ちなみに、最初に学校があった場所は現在はこんな感じ。

石碑とかそういうものはありません。
京都御苑を散歩する機会があれば、歩いてみて下さい。
(田島)



2016年6月8日水曜日

2016年6月8日

一京芸生の趣味


こんにちは、4回生の柏山です。
今年ももう半分が過ぎてしまいますね。時間が経つのは早いなぁとつくづく感じます。

さて今回は、私の趣味について書こうと思います。私事で申し訳ないですが…。
それはこちら。

多肉植物です。多肉植物は、ご存知の通り葉や茎が分厚く、多くの水分をその中に蓄えることができます。なので乾燥に強く、少し水を切らしただけでは枯れません。
上の写真は、私が下宿生活を共にしている多肉です。
暴れたり騒いだりしないので安心です。それがかえって悩みの種でもあるのですが…。

それではまず、かの有名なアロエから。

アロエといえば、俗称「医者いらず」ですね。薬店でもアロエの名のついた商品をよく見かけます。私もよく小さい頃、葉を傷口に当てたり塗ったりしました。効果の有無はよく覚えていませんが、妙にひんやりとして気持ちよかった記憶があります。
 このアロエは、実家の朽ちかけた親株から株分けしたばかりのものなので、まだうまく根付いていません。早く馴染んで、みずみずしい葉を見られる日が待ち遠しいです。

次はこの多肉。

名前は調べましたが、素人目には似たものが多く特定できませんでした。
おそらくエケベリアの仲間でしょうか…?
この多肉は下宿にある中では一番古株ですが、長い間成長が止まっていたのでこの大きさです。また、一度根腐れして根や葉をだいぶ取り除いてしまったので、根元がヒョロヒョロになってしまいました。なんとか再生してくれることを祈りつつ、見守る毎日です。
ちなみに土の上に転がっている小さな葉については後ほど。

つづいては、葉挿し中の多肉です。(2016年5月17日撮影)

葉挿しとは、多肉植物の増殖方法の一つです。字面的に葉を土に突き刺しておくイメージですが、ただ土の上に置いておくだけで根や葉が出て、そこから成長していきます。
現在葉挿し中の多肉ですが、写真の両端が先ほどの名称不明の多肉のもので、真ん中の二枚が通称・金のなる木のものです(和名はフチベニベンケイ)。通称が何やら人間の欲のにおいがしますね。他にも花月(カゲツ)という通称もあるそうですが…。

実際にこの時発芽・発根していたのが先ほどの鉢です。(2016年5月18日撮影)

写真左側の葉の、葉と茎が繋がっていた部分から、白っぽいものが出ているのが見えるでしょうか。拡大するとこんな感じです。

放置してから一ヶ月ほど経っています。若葉の大きい方の葉の長さは1mm程度で、まだとても小さいです。また、羽化したばかりの蝉のような白さと繊細さで、とても美しいです。
付け根側から見るとこんな感じ。

やや赤みを帯びて、下方に伸びているものが根っこです。まだ弱々しいながらも、しっかりと地面(鉢の中ですが)に根を降ろし始めています。健気です。
本当、初めて見た時の感動といったらなかったです…。

更に、最近金のなる木も葉挿しが成功しました!
それがこちらです。(2016年6月8日撮影)

先ほどの名称不明の多肉とはまた違った発芽・発根のしかたで、とても興味深いです。
一方これは、葉挿しの写真の両端にあった多肉。(2016年6月8日撮影)
一ヵ月もしないうちにこんなに成長しました。

こんな風に、日々変化する姿を見せてくれるので、とても心が温まります。
一方で、良い兆しも悪い兆しも現れたらすぐに進行してしまうので、少しも気の休まる暇がありません。
それでも、これらの多肉がうまく育ってくれるかどうか、非常に楽しみでもあります。

ということで、これから梅雨や猛暑といった耐え難い季節に入りますが、そんな時こそ生命力旺盛な自然に触れてみてはいかがでしょうか。苦しい日々が濃密な時間に変わるかもしれません。
以上趣味の話でした。長々とすみません。




2016年6月3日金曜日

2016年6月3日

金沢での五芸祭


こんにちは。四回生上杉です。


すっかり春も終わり、6月入りしましたが、近頃は結構冷え込むようになってきましたね。僕も風邪ひいたり治ったりを繰り返しています。

そんな夏直前の最後のイベントが五芸祭!在学の方はもちろんご存知だと思いますが、年に一度の国公立五大芸術大学のお祭りです。各運動部はリーグ戦を催したりと、芸術活動に限らないイベントになっています。

今年は金沢大会!僕もラグビー部として最後の五芸祭に参加してきました。

ラグビーは元々15人制のスポーツなのですが、近年他大学のラグビー部減少傾向もあり、今回は7人制で試合をすることになりました。(それでも東京さんはマネージャー1人だけだったところから、7人もプレーヤーを入部させるという快挙!)


3年間の集大成として、大切な試合です。結果は・・・






















見事に優勝!ドンパフ!

泣いたり笑ったり、いろんなことがあったラグビー部ですが(ここで語りだすと止まらないので以下割愛)、なんとか有終の美を飾ることができました。良かった良かった。






最終日は金沢観光もしてきました。


曇りのイメージのある金沢ですが、滞在した4日間は見事に快晴!街のサイズが良い感じにコンパクトなのでレンタサイクルでサイクリングです。「まちのり」というサービスがあって、初めに200円払ってしまえば、30分以下の移動なら何度でも乗り放題!ポートと呼ばれる乗り場を探すのがちょっとしたゲームの様で、年甲斐もなく冒険気分ではしゃいでしまうのでした。



近江市場で豪華な海鮮丼を食べ




21世紀美術館でジェラートを食べ




隠れ家っぽいカフェでコーヒーを飲み




とんだ食い倒れツアーでしたが、久々にのんびりのどかな休日を満喫したのでした。金沢で大学生活を送るというのも、なかなか楽しそうですね。



こうしてひとつの僕の歴史が幕を閉じました。ここからは就活に研究発表と、問題も山積みなのですがこれからもがんばっていこうと思います!なので先生!単位ください!

2016年5月19日木曜日

2016年5月18日




お初に投稿いたします。

 今年からWeb班になりました倉澤です。

 昨日、私のゼミでは願徳寺へ行ってきました。大原野にある願徳寺は、天台宗の寺院で本尊は礪波先生曰く「京都芸大の一番近くにある国宝」の「如意輪観音菩薩半跏像(国宝)」です。
                             
雲ひとつ無い青空で格好の遠足日和でした。

途中こんな看板も…


      30分ほどで願徳寺に到着。インターホンを押して境内へ。

 如意輪観音菩薩半跏像はカヤの一木造り木地仕上げの像です。日本の仏像では珍しく背中までしっかり作ってあり、前後左右どの角度から見ても違和感を感じさせない素晴らしい出来でした。高度な彫りの技術で作られた如意輪観音菩薩半跏像、何処で作られたのか、誰が作ったのか等まだまだ謎の多い仏像だそうです。

 私は今回初めて願徳寺に行ったのですが、大学の近くに国宝があったのかとびっくりしました。また如意輪観音菩薩半跏像の美しさは圧巻でした。
 まだ行ったことがない方は是非一度「京都芸大の一番近くにある国宝」を見に足を運んでみてください。

2016年5月12日木曜日

2016年5月11日

トラりん&トーハクくん

ゴールデンウィーク最終日である5月8日に、京都国立博物館へ行ってきました。
お目当ては現在開催中の特別展「禅-心をかたちに-」と……














京都国立博物館の公式キャラクター「トラりん」と、東京国立博物館の公式キャラクター「トーハクくん」です。

もちろんみなさんこの二人についてはご存知かと思いますが、念のためにご説明しますと
トラりんは尾形光琳筆「竹虎図」に描かれたトラをモチーフにしたキャラクターです。名前は「虎+琳派」で「トラりん」だそうです。わかりやすいですね。
トラりんの現在の肩書は「京都国立博物館と文化財保護基金のPR大使(見習い)」ということで、主に博物館におけるPRとTwitterでの広報を中心に活躍しています。
京博のミュージアムショップには彼のぬいぐるみや缶バッジ、その他のグッズも取り揃えてあります。
さらにはオフィシャルサイトまで所有→TORARIN OFFICIAL SITE

トラりんは金・土・日曜日のみ博物館に登場するのですが、この日は東博のキャラクター「トーハクくん」も遊びに来てくれました。
トーハクくんは東博所蔵「踊る人々」をモデルにしたキャラです。公式プロフィールによると、特技はダンス、好物は「はにわクッキー」だそう。主に東博公式HP内の「1089ブログ」にて博物館に関する情報を発信してくれています。





































このときもらった「トラりんの名刺」によると「チャームポイントはおしりだリン!」とのことなので自慢のおしりを載せておきます。























トラりんとトーハクくんの本体(?)を見るのは初めてだったのですが、どちらも大変可愛らしかったです。
写真では伝わりませんが、トラりんはとても活発でよく動きます。常に動き続けています。以前彦根城で見たひこにゃんは、お客さんが写真を撮りやすいようにゆっくりと動いていたのが印象的だったのですが、トラりんは非常にやんちゃですね。
それと対照的にトーハクくんは手も上半身も全く動かないので、この体勢のまま動くのでややシュールです。
二人のコラボはこの日だけのようですが、10月には東博で「禅」展が開催されるので、もしかしたら再び彼らのコラボを見ることができるかもしれません。


4回生 柴田