2017年11月15日水曜日

2017年11月15日

向日市激辛商店街

芸祭も終わり、恐ろしいことに今年もあとひと月半で終了です。
寒さが日に日に厳しくなっていきますが、そんな時に食べたいものといえば、「鍋」ですね!さらに言えば辛い鍋だったら最高です。
そんな欲望を叶えてくれるのが向日市の商店街が開催している「激辛商店街」です。
駅前の商店街や近隣の飲食店が、それぞれ工夫を凝らした激辛メニューを提供しています。
その激辛商店街が、龍谷ミュージアムで開催されていた「地獄絵ワンダーランド展」とのコラボメニューを制作し、さらにその企画に元web班の西森さんが関わっていると聞き、みんなで食べに行ってきました。(10月25日の日誌を参照!!)


激辛メニューに挑戦したのは以下の3人!
田島先生
・web班のスーパーバイザー
・辛いのはそれほど得意でもない
・薬膳を食べて全身の毛細血管が開ききった結果、気絶しかけたことがある

倉澤さん
・頼れるweb班現リーダー
・辛いのはそれほど得意でもない

柴田
・web班の長老
・辛いものは好きだが得意でもない


辛いもの大好きという谷岡さんの都合が合わず、辛さ耐性の低いパーティーで挑みました。向日市に向かう電車の中から既に不安です。田島先生が倒れたら担いでご自宅までお送りする覚悟は決めました。


まずはじめに訪れたのは駅前の商店街にあるお菓子屋さん「栄久堂」
こちらで売られているのは「天国と地獄」というお饅頭。
「天国」と「地獄」の二種類の味があり、天国饅頭はゆずあん、地獄饅頭には一味と七味を加えたゆずあんが入っています。
早速購入して食べてみます。


見た目からはどちらが地獄饅頭なのか区別がつきません。

食べてみると……あれ?意外に辛くない……?
拍子抜けしたのもつかの間、だんだんと口や食道に痛みが出始めました。
口に入れた直後は「案外辛くないね!」と言っていた田島先生も、5分後には自動販売機でカフェオレを購入。これはまずいぞ……!




商店街にあった顔はめパネル。年季を感じる。




「口がぴりぴりする」「お腹が熱い」と言い合いながら次の目的地「中国料理 麒麟園」へ。
こちらのお店では激辛熱々の『灼熱坦々小鍋』を注文。
辛さはノーマル、1、2、3……と辛くなり、MAXは5!さてどれにしようかと悩み、店員さんに聞いてみると「辛さ2でも食べられない方はいます」とのこと……
しかしここで怯むわけにはいかない!と「辛さ3」で注文。その他に普通の皿うどんとチャーハンも頼みました。



そして出されたのがこちら!見た目から既に地獄のオーラを放っています。
口に入れてみると、辛味より痛みを先に感じました。
それまで和気藹々としていた場の雰囲気がいっきに静まり返ります。全員無言で箸を動かしますが、痛みで口が動きません。


「ちょっと癒しがほしい!」と杏仁豆腐を注文する田島先生。痛みがいくらかマシになったらしいです。

激辛鍋を一口食べて、皿うどん・チャーハンで癒し、また激辛鍋を口にする、というまさに地獄の刑罰のような食事……店員さんの言うことを聞いておけばよかった!

しかし、冷めてくると辛味の向こう側に隠れた旨味が顔をだし、無事に食べきることができました。一番よく食べてくれたのは倉澤さんです。

激辛鍋の他に注文した料理もとても美味しく、次は激辛以外のメニューを注文したい!と心に決めて店を出ました。ほんとうに美味しかったです……

コラボメニューは展覧会の会期中のみだったので、既に終了しているのですが、その他にも刺激的な激辛料理がたくさんあります。興味を持った方はぜひ向日市激辛商店街へ!

2017年11月8日水曜日

2017年11月8日

芸祭終了!

こんにちは!3回生の橋本です
三日間の芸祭が終わり、大学全体がかなりお疲れモードです。制作展と並び、この三日間に一年を注いだ人もいるぐらいの一大イベントです。かく言う私もほとんどこの芸祭のために一年練習を続けてきました。先輩の最後に号泣し、打ち上げの後にそのままカラオケでオールするなどものすごく大学生らしいことも経験してしまいました。



芸祭のメインイメージと言えば、学内に入ってすぐにある巨大なオブジェですよね!これは芸祭委員の中でもイベントデコレーションセクト、通称イベ凸、凸(でこ)と呼ばれることもある部門のお仕事です。彼らは本当に「日夜」仕事を続けて芸祭の顔を作り上げてくれます。「日夜」ですよ。「日夜」。今年のテーマは「弾丸はチョコレイト」ということで、大砲をイメージしたオブジェを作ってくれました!


三日間たくさんの部活やサークル、有志の皆さんがパフォーマンスを披露してくれるのがメインステージです。このステージを作ってくれたのがイベントスペースセクト、通称イベスペさんと照明や音響、パフォーマンスに関わる運営をしてくれたのがイベント企画セクト、通称イン企さんです。彼らはステージそのものからパフォーマンスまで様々なものを統括しています。今年はサブステージが無くなり、メインステージのみになったのでかなりメインに力が入った装飾になっています。ステージの変更に伴いメインにパフォーマンスが全て集まったため、イン企さんは一日に大量の音響、照明を扱ってくれました。

その他にも、外部からのゲストをお呼びするライブセクトや芸祭の情報を発信する情報宣伝セクト、様々な模擬店を統括する模擬セクト、芸祭グッズを考案するグッズセクト、会計セクト、そして芸祭本部、彼らの働きによって芸祭はなりたっています。

みなさんは芸祭には来ましたか?次はぜひ開催する側になってみてくださいね!

2017年11月1日水曜日

2017年11月1日

口紅ちゃん



こんにちは。2回生の松浪です。

京都国立近代美術館で本日から「岡本神草の時代」展が開催されています。
昨日、田島先生と共に内覧会へ行かせていただきました。


岡本神草は、その生涯の短さなどもあり作品数が少ない作家です。本展覧会は多くのスケッチや草稿、また彼と親交の深かった作家たちの作品を交えながら、彼の作家人生を網羅しています。
未完のものや何度も繰り返された草稿などを見ていると、彼の作品へのこだわりを感じます。そして未完のものも多いからこそ、完成した作品の魅力に驚かされました。お願いだから他の作品も最後まで描いておいてくれよ!と思わず叫びたくなるほどに。

岡本神草(1894-1933
「岡本神草の時代」会場風景
(内覧会では撮影が可能)
《口紅》(1918年
彼の代表作《口紅》1918年は、本学の全身である京都市立絵画専門学校に通っていた神草が卒業制作として描いたもので、当時から高い評価を受け続ける名品です。
「図版で見るより圧倒的に実物がいい。」
日本美術を見ているとよくそういう思いに駆られますが、これももちろん例外ではありませんでした。図版ではわからない盛り上げ彩色を始め、実際に目にすると彩色も表情もぐっと魅力を増します。レビューじゃないのでざっくり書きますけど、そのあまりの美しさに胸を打たれました。

さて、フライヤーや看板などに大きく取り上げられ、本展覧会の目玉となっているこの《口紅》、現在は本学芸術資料館の所蔵です。
そして、我々web班のスーパーバイザー 田島先生は芸術資料館館長。
ご招待いただき田島先生は内覧会へ赴くことに決まったのですが、
しかしただ行くのでは面白くない……どうしたものか……。

「そうだ、あの子を連れて行こう!」


田島先生と口紅ちゃん
《口紅》をモチーフに制作されたキャラクター、その名も「口紅ちゃん」!

2010年、京都市立芸術大学創立130周年のときに、それを盛り上げようと学生の手により生み出された彼女ですが、それ以来7年間、田島先生の研究室で長い眠りについていたそう。
しかし今回は岡本神草の回顧展!いま起きなくていつ起きるんだ!

というわけで、京都国立近代美術館に、
「口紅ちゃんを連れて行ってもいいでしょうか」
と問い合わせてみたところ、快諾していただき昨日に至ります。
しかもなんと、「せっかくだから」と田島先生と口紅ちゃん、
あれよあれよという間に前に立っていて、
レセプションパーティーで乾杯のご挨拶まで!
たくさんの方と写真も撮らせていただき、そこそこ評判もよかったようです。
口紅ちゃん、お疲れさま!

京都国立近代美術館のみなさん、
温かい対応を本当にありがとうございました。