第3回総合芸術学科授業紹介(最終回)
どうも、こんにちは。
杉本です。
最終回となります今回、ご紹介する授業はこちら!
「日本美術史演習」
です。
この授業は新設でもないし、総合芸術学科専門科目でもありません。
でもとても人気の授業なので、ぜひ知ってもらいたくて。
とりあえず、シラバス見てください。
【授業目標】
日本美術史上重要な作品を実際に見学し、作品の基礎知識を身につけるとともに、日本美術史の流れを学習することによって、創作活動に生かし、実作品に即する美術史研究の基本を学ぶことを目標とする。
【授業概要】
毎週、原則として近畿地方の寺社や博物館・美術館を訪ね、実際の作品に即して、基礎知識と日本美術史上の位置づけを授業する。
です。
要するに、本物の美術品見に遠足にいくわけです。
先生の解説付きで!
なんてお得!
日本画の学生などは、実技の先生から
「余裕があれば、ぜひとっておきなさい」と言われていたりするそうですが、
総合芸術学科は必修です。
総合芸術学科は必修です。
大事なことなので2回言いました。
週2コマ前期後期(場合によっては終日授業にあてることも)あるので、
他の必修の授業とかぶらないように計画的に履修しないと、
卒業間近になって「・・・あれ?これ詰んでね?」ってなりますので要注意です。
4年で卒業できないことに気づいた時の血が引く感じはやばいです。
そんな暗い話はさておき、人気の秘密ですが、
授業内容だけではないような気がします。
それは、担当教員である礪波恵昭(となみけいしょう)先生です。
解説がわかりやすくておもしろいし、
先生も優しいっていうか穏やかっていうかなんていうか、
とりあえず浄化されます。
流石、日本の彫刻史(いわゆる仏像)を教えている先生だけあります。
何を言っているのかわからないと思いますが、私もよくわかりません。
考えるな!感じるんだ!
ここだけの話、礪波先生のファンは京芸にたくさんいます。
詳しくは言えないけど!言えないけど!
そして、この日本美術史演習を支えてくださってる影の立役者は、
吉田卓爾(よしだたくじ)先生です。
とってもピチピチ、まだ20代です。
吉田先生はとても真面目ですが、よくお笑いになられる明るい方です。
いつも私たちの面倒をみてくださっています。
素晴らしくできたお兄さんです。
さて、授業風景です。
館内やお堂に入る前に、資料とプリントをもらって説明を受けます。
人数が多いので、中だと他の方の迷惑になるので外なんですね。
みんな必死にメモをとります。
いざ、本物とご対面!
プロジェクターや本で見るのとは違って、
やはり本物は迫力があるように感じます。
また、先生も「仏像などは写真だと立体感がわかり辛いことが多いので、
そこをよく見て欲しい」とおしゃっていました。
確かに、実物を見てみると大きさも実感しやすいですし、
自分が移動することによって光の当たり具合が変化し、
仏像の凹凸やプロポーションを確認することができます。
近畿地方は有名なお寺や仏像が多いので、
京芸に入って日本美術に興味があるならば、
ぜひ履修して欲しい授業のひとつです。
ここまで3つの授業を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
他にも、楽しい授業はたくさんあります。
何かひとつは楽しいと思える授業がきっと見つかると思うので、
そこを伸ばしつつ、卒業単位は落とさないように、
履修計画をしっかり立てて実行することが大事だと思います。
すぎもと