2018年11月15日木曜日

2018年11月15日


展覧会レビュー、ではない。


ここ数日急に寒くなりましたね。
私は滋賀の実家から通っていますが、通勤ラッシュを避けるために毎朝かなり早めに家を出ているのですが、夏場は明け方の頃で気持ちいいんですけど、最近は真っ暗で風が冷たいのなんの。

冬らしさが日々増しているのを感じていますが、
一方で、秋の風物詩 紅葉の季節はこれからですね。


京芸も秋らしい雰囲気。
秋晴れの空に紅葉が映えること。

色づきの早い銀杏は先週から時々見られます。
こちらは先週末に行った泉屋博古館。



泉屋博古館は玄関前にある小径(?)が雰囲気よくて好きなんですけど、そこの銀杏が良い感じでした。
写真中央にもポスターが写っていますが、ここで現在開催中の『フルーツ&ベジタブルズ』展、おすすめなのでぜひ。
中国は宋に始まる蔬花図(野菜や果物を描くジャンル)の展示で、
その始まりである中国の草虫画から近世・近代日本の蔬花図まで盛りだくさんです。
伊藤若冲と呉春の作品を目玉にしていますが、宗元明の中国絵画や朝鮮絵画、狩野派、琳派、洋画、蒔絵額など、幅広い作品が見られて、そりゃもう満足感がすごい。
あとパンフレットが小さめサイズのスクエア型でかわいらしく、値段も手頃で、しかも内容がものすごく充実してるのでぜひ手に取ってみてください。
野菜とか果物とか、あとそれと一緒に蝶やネズミなんかが描かれる作品が多く陳ぶ印象だったんですけど、それがパンフレットになると絵本みたいで楽しいです。

泉屋博古館は南禅寺なども近くにあるので、紅葉狩りと合わせて足を運ぶといいかもしれません。
先週末行った際は南禅寺は紅葉狩りにはちょっと早め……?という感じだったので、そろそろ良い頃ではないでしょうか。


3回 松浪