総芸生の夏休み
お久しぶりです。四回生の橋本です。
バタバタしていたらこんなに更新が遅れてしまいました……。不覚……。毎年夏休みになって私が日誌担当になると、塾の夏期講習で死にかけですみたいな話になるのですが、今回は少し総芸っぽい夏の過ごし方を紹介しますね。
私の研究分野は東洋絵画史、中国絵画の書と画の関係性についてです。中でも清、乾隆帝の時代に活躍した揚州八怪と呼ばれる画家達の1人、金農を中心に研究を進めています。中国絵画についてということなので、もちろん研究の本場は中国、つまり資料のほとんどが中国語です。実はこの京芸には外国語の授業が英語、ドイツ語、フランス語(音楽科の方にはイタリア語もあります)しかないので、研究資料を読むためには自力で中国語を勉強するしかないのです。日本語を見かけることの方が少ないぐらいです。中国語の勉強は必要になってくるので、いずれしなくてはいけないことではあるのですが、今目の前にある資料を読むのにはあまりにも遠回りです。幸い古い文献が多く、簡体字もよく使うものは覚えてきているので、私は普段漢文訓読の要領で中国語資料を読み進めています。中学、高校と習ってきた漢文がこんなところで役に立つとは……。ありがとう三国志……ありがとう十八史略……。
というのも、8月に入ってすぐの水曜日、私がいつもお世話になっている1ゼミの竹浪先生と一緒に、私の研究に使えそうな資料を探しに行ったのでこんなに私の手元に全文中国語の分厚い資料たちが集まっているのです。京都大学の図書館に竹浪先生のお手伝いという名目で入らせていただいたのですが、資料というものはある場所にはあるものなんだな…と実感しました。やっぱり自分が知りたいことを知るためには貪欲に動く必要がありますね。
総芸を目指している皆さんはもう夏休みが終わってしまった頃でしょうか?受験勉強ももちろん大事ですが、自分が興味を持っているもの、大好きなものについても少しずつ勉強してみてくださいね。きっとこの学科ではそれが一番役に立ちますよ!
ちなみに京都大学の図書館には、私がかねてから読みたいと思っていた「三国志」の和刻版が置いてありました!漢文の資料を読むのに疲れて別の漢文を読み始めるというよくわからないことをしてしまいましたが、もうめちゃくちゃに癒されました。
私の大好きな司馬懿は、立場上三国志には項目がないのですが、他の人物の項目に記述がありました!魏志倭人伝についての記述もあります。それにしても、返り点がついているだけで格段に読みやすい……先人の知恵は凄いですね。好きなものがあるとやっぱりモチベーションが上がります。大学生の夏休みはあと一ヶ月ほどあるので、もっと漢文訓読の練習をしようと改めて思えました!
それでは、まだまだ暑い日が続きますが、体調に気をつけてくださいね。
総芸を目指している皆さんはもう夏休みが終わってしまった頃でしょうか?受験勉強ももちろん大事ですが、自分が興味を持っているもの、大好きなものについても少しずつ勉強してみてくださいね。きっとこの学科ではそれが一番役に立ちますよ!
ちなみに京都大学の図書館には、私がかねてから読みたいと思っていた「三国志」の和刻版が置いてありました!漢文の資料を読むのに疲れて別の漢文を読み始めるというよくわからないことをしてしまいましたが、もうめちゃくちゃに癒されました。
知っている名前がたくさん載ってる!!!!!!! |
すごい!!!!!!!楽しい!!!!!!! |
魏の五将軍は同じ巻でした!!!ありがとう!!!! |
それでは、まだまだ暑い日が続きますが、体調に気をつけてくださいね。