2013年5月11日土曜日

2013年5月11日


第2回総合芸術学科授業紹介

こんにちは、杉本です。
さて、第2回目となります今回ご紹介する授業はこちら。

「調査研究・企画運営演習B」

前回ご紹介したのが、「調査研究・企画運営演習A」でしたので、
まあBもありますよね。
この授業も今年から新設となります。

 
早速シラバスの確認といこうじゃないですか。
 
 
【授業目標】
作品を見る力、展覧会を見る力、美術を言葉で語る力、文章をまとめる力、プレゼンテーション能力、情報発信能力、これらの能力を総合芸術学科の学生として専門的な研究を進めるレベルまで、反復的な訓練によって高めることを目標とする。

【授業概要】
授業内外で、さまざまな展覧会を観に行き、その都度意見を交換する。類似の展覧会との比較や良い点、問題点などについて考え、自分の意見だけでなく、客観的に展覧会を批評できるようにする。その意見を発表するためにイラストレーターやパワーポイントなどのソフトを使い、資料を作る。それらを最終的にはウェブで公開していく。


です。(シラバス抜粋)
いっぱい展覧会みていっぱいレビュー書く練習しましょう
って感じですかね。
担当教員は毛呂祐子(もろゆうこ)先生です。


毛呂先生も総合芸術学科出身の先生で、私たちの大先輩です。
毛呂先生は学芸員の業務もしていらしたので展覧会の裏話が聞けたり、
先生が学生時代にした美術系アルバイトの話とか、
私たちにとても有益なことを経験をふまえてお話してくださいます。
そしてかなりディープな宝塚オタ。
観劇の予定を聞いておののきます。
ヅカのことを語る毛呂先生は情熱に溢れキラキラして・・・、とても・・・眩しいです。


さて、この授業は私も履修しています。
2〜4回生が対象で、2回生2人、3回生1人、4回生2人の計5人で進行しています。



具体的に何をしているかといいますと、
まず展覧会を観に行きます。


この回は、京都国立近代美術館の「開館50周年記念特別展 交差する表現—工芸/デザイン/総合芸術—」と
細見美術館の「特別展 志村ふくみ・志村洋子作品展 しむらの色」を観てきました。
普段自分の研究していないジャンルの展覧会では、
なかなか知識がともなわず、「ふーん」で終わることが多いのですが、
先生と一緒だと解説してくださるので、質問をバンバンぶつけていきます。

その後、翌週以降の授業で各自が書いてきたレビューを披露します。


みんなに読んでもらいながら改善点を探していきます。
同じ展覧会をみても、感じ方や表現の仕方が違うので、
他の人のレビューがすごく参考になります。
レビューは客観的な視点から書くのが基本なのですが、
これがなかなかうまくいかず、苦戦します。
私は。
私は。

この回は初回のレビュー披露にもかかわらず、
下の回生のレビューがあまりにうまかったので、
私含めた4回生2人は驚くと同時に焦りました。
こ、こやつら・・・できる・・・・・・!


これから回生関係なく、
みんなで自分の能力を切磋琢磨していけたらと思います。



すぎもと



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この授業で完成したレビューはwebで読めます。
今はまだ、ない・・・、かもしれないですが・・・。
他にも、この授業以前に総合芸術学の人が書いたレビューもあります。
ご興味ございましたら覗いてみてください。
京都芸大ギャラリーガイド 展覧会レビュー