2017年3月30日木曜日

2017年3月30日

平成28年度 卒業式・学位記授与式



こんにちは。4回生の柏山です。
寒さもだいぶ和らいできましたね。
特に陽が差して暖かい日には、花のにおいが漂ってきます。


さて今回は、23日に行われた卒業式についてです。
北門にはこのように看板が。


京芸のホームページによると、今年は美術では学部131名、修士課程63名、博士課程11名、音楽では学部71名、修士課程19名、博士課程2名が卒業・修了されたようです。
美術学部の学生の中には見知った顔もたくさんあって、入学した時が懐かしくなりました。


京芸の卒業式といえば仮装ですね。
私自身、卒業式に来たのは今回が初めてなのですが、それぞれ多種多様、バラバラの格好で面白いなぁと思いました。毎年こんな感じなのでしょうか?
また、式後の記念撮影では広場に卒業生・修了生が集中し、普段の閑散としたイメージからは程遠く、いろんな人で混雑していました。


芸研も写真撮影。
当日はとてもいい天気で、皆さん輝いていました。


芸研ではその夜、毎年恒例の送別会があり、ご退官された先生やOBOGの方が今年もお祝いにいらっしゃいました。
印象的だったのは、卒業生・修了生がケーキを実際に作るという斬新なことをやっておられたことで、例年とは少し違った雰囲気の会になっていました。


最後に、ご卒業・修了、本当におめでとうございます。
今後、研究やお仕事頑張ってください。陰ながら応援しております。
また、芸研日誌やげいけんちゃん等も時々ご覧になってくださいね。


4回 柏山



2017年3月1日水曜日

2017年2月27日

伏見酒蔵ツアー



京芸に入学して3年目に突入しようとしている谷岡です。
せっかく京都の学生を数年やっているにもかかわらず、京芸が田舎にありすぎてなかなか京都巡りができていないのが悩みでした。


が!!


ついに京都の学生らしい休日を過ごしてきました。
同じ学年の総芸の女の子が伏見の出身でして、その子が伏見の名酒をのみ歩くツアーを企
画してくれました。

日本酒好きな京芸の友達と一緒に、日本酒をのみながら伏見の隠れ面白スポットを巡ってきましたよ〜。

旅の始まりは御香宮神社からです。

御香宮神社



ここの神社はお水が有名です。「御香水」というらしいのですが、名水百選に選定されているらしいです。

またこのお水にちなんでか、水かけ占いというものがありました。
おみくじをこのお水にさらすと、運勢が浮かびあがるという不思議なものでした。

御香水

私は微妙な末吉


神社で遊んでお昼ご飯を食べた後からが本番です。

坂本龍馬で有名な『寺田屋』をちらりと鑑賞した後・・・

寺田屋


『月桂冠大倉記念館』を訪れました!

こちらは月桂冠の資料館となっており、さらに『きき酒』が体験できます。

月桂冠ってメジャーすぎて、居酒屋とかだと逆にあんまり飲まないんですよね。

でもこちらでは月桂冠の中でも質の良い日本酒や、珍しい梅ワインなどをのむことができます。

月桂冠大倉記念館にて記念撮影



その後黄桜のテーマパークである『キザクラカッパカントリー』にも行きました。


キザクラカッパカントリー

面白かったの河童資料館です。
黄桜はマスコットキャラクターが河童で、とにかく河童が大好きなようです。
併設されている黄桜記念館では、黄桜の歴史的な資料がが少しだけ展示されているのですが、隣の河童資料館の方が圧倒的に力が入っていました。

河童についてすごく知れた


日本酒大手メーカーの記念館巡りをした後は、お土産探しです。

『油長』という酒屋さんできき酒をし、気に入ったお酒を購入しました。


カウンターに座って、ちょっとずつきき酒




京都で知り合った友人たちと、京都を満喫した良い旅でした。


散歩中













2017年2月23日木曜日

2017年2月23日

展覧会レビュー

今さらですが、このサイトを運営している総合芸術学科Web班の主な活動を改めて確認しましょう。

・芸研日誌
  今あなたがご覧になっているものです。
  日誌というわりには週替わり程度の更新ですが。

  学内で行われている展覧会を紹介しています。
  ギャラリーガイドのトップページを兼ねています。
  学生たちの浮かんでは消えるうたかたのごとき展示を、
  記録し続けることを使命としています。

  卒業生・在学生の学外での展覧会情報を紹介しています。
  このページは同窓会と共同で作成しています。
  同窓会に送られたDMの情報をアップしています。
  ほかに、班員のおすすめなども。
  京芸関係者であれば誰でも、班員に依頼していただければ掲載します。

  Web班の班員は半期に1本は展覧会のレビューを書くことになっています。
  班員それぞれの個性がうかがわれますね。

・京都新聞「@キャンパス」
  京都新聞の毎週水曜日の夕刊の特集ページ。
  京都の大学の学生が持ち回りで書いているもの。
  京芸の記事はWeb班が2ヶ月に1回程度書いています。
  が、来年度からこのコーナー自体がなくなるとのこと。
  3月22日掲載予定の柴田さんの記事は必読です!

さて、ここからが本題です。
毎週紹介している展覧会情報ですが、レビューと違ってあまり詳しいコメントは付けていません。でもその中にはとても良かったと感じるものも少なくないのです。
そこで、今年度紹介した学内ギャラリーの展示を、Web班みんなで振り返り、良かったものを改めて紹介して、勝手に賞とかつけてしまおうという企画を始めました。
タイトルが地味ですね。
学内ギャラリー大賞決定!」とか、もうちょっとなんとかならかったのでしょうか。
まあ、これから徐々に存在感を高めて行けたらと思います。
ちなみに今年の大賞は「酉展」でした。
やはり展覧会としての企画のまとまりがあるものが人気が高かったようです。
卒業生の「受賞歴」の中に書いてもらえるようなりたいです。
この企画、レビューのコーナーにひっそりとアップされているので、気付かない人もいると思い、日誌にも書きました。
書いてくれた上杉くんお疲れ様。

それから、今年は作品展のレビューも対話形式を入れて読みやすい感じにしています。
こちらもぜひお読み下さい。

あさってから入試ですね。
今年は今のところあまり寒くない感じです。
では受験生の方は体調に気をつけて頑張ってください。

来年度もよろしくお願いします。
Web班一同。



(田島)





2017年2月12日日曜日

2017年2月12日

作品展


こんにちは、三回の澤田です。
2月8日(水)〜12日(日)まで、京都市美術館にて作品展が開催中です。





作品展は学生たちが日々取り組んでいる制作・研究の成果を見せる場です。
卒業生・修了生にとっては今までの集大成。
毎年どの専攻も力作が多く、見入ってしまうものばかりです。

















そして、6日の日誌でも触れられていましたが、今年の芸研の展示はこのようになっています。今年も大きくリニューアルされました!





四回生・院生のコーナーは、各ゼミごとに島のようになっており、昨年とはまた異なる雰囲気の展示です。










二回生のコーナー






三回生のコーナー
















卒業生・修了生による発表の様子です。研究内容を初見の人にも分かりやすく、かつ短くまとめるのは難しい…!先輩方、本当にお疲れ様でした。










本館(学部2回生〜修士)以外でも、別館(学部一回生)と大学構内(学部3回〜修士の学生有志)でも展示が行われています。
大学構内では、学生が普段制作を行っている教室などでの展示や、屋外空間でのインスタレーションなどがあり、こちらも見応えのあるものとなっています。












本日が最終日です。(午後5時まで、入場は4時半まで)
ぜひお越しください!




2017年2月10日金曜日

2017年2月8日

Web班遠足にて

お久しぶりです。
倉澤です。
現在、京芸は作品展の真っ最中です。
さて、そんな中、今年度のWeb班の活動(展覧会情報、日誌、レビュー等の更新)の疲れを癒すべく皆で遠足へ行ってきました!


行先は、京都府八幡市。
八幡市と言えば、最近国宝となった男山の石清水八幡宮が有名ですよね。






まず最初に訪れたのは松花堂庭園・美術館




 さて、ここで今回の遠足で重要なキーワードとなる「松花堂」について少しご説明いたします。

「松花堂」とは江戸時代初期の僧侶、松花堂昭乗(天正10年~寛永16年)が晩年に建てた草庵の名称です。
昭乗は「書」、「画」、「茶道」、「和歌」に秀でた文化人であり、特に「書」では独自の松花堂流(滝本流)という書風を編み出し、近衛信伊、本阿弥光悦とともに「寛永の三筆」と称せられました。また、昭乗自身、多くの文化人とも交流がありました。


・松花堂美術館

今回、松花堂美術館では「平成28年度 館蔵品展Ⅲ 【小特集】鳥とりどり」の展示を観てきました。今年の干支である酉に因んで鳥が描かれた美術・工芸品が集められていました。
松花堂昭乗の作品は「鶏図」、「雉図」、「叭々鳥図(複製)」の三点が展示されており、田島先生曰く昭乗の作品は「ぼんやりとした水墨画」が特徴だそう。
確かに、昭乗の作品はにじみのような柔らかい筆の表現で描かれており、「鶏図」の鶏も若冲の様な迫力はなく、おおざっぱな輪郭のとさかや羽毛、上を向く瞳のどこかとぼけたような表情等、ユーモラスでした。



・松花堂庭園



草庵茶室 松花堂
昭乗が寛永14年(1637)に建てたもの。

                          
  泉坊 車寄せ
屋根上の唐破風瓦は、寛永の三筆が筆を執ったもので
「福」は近衛信尹、「禄」は本阿弥光悦、「寿」は松花堂昭乗の筆と伝えられています。



庭園内に植えられた、梅や椿の花がちらほら咲き始めていました。
春よ来い。





お昼はあの松花堂弁当を食べました!

松花堂弁当
その名前の由来は、昭乗が好んだ四つ切り箱が器の基になっています。
農家の種入れとして使われていた、箱の内側を十字に仕切った器をヒントに
昭乗が、茶会で使用する煙草盆や絵の具箱として使用したそうです。
彩がとても綺麗です。


私のおすすめは、手前の魚の揚げ物。
まるでおかきの様に香ばしくてびっくり。

お造り
イカの刺身が甘かった。 

 炊き合わせ
お出汁が沁みています。ほんのり温かいのが嬉しい。
胡麻豆腐
ねっとり滑らかで上品。


今回、食した松花堂弁当は私が日頃食べている「〇〇の味がする」と一言で言えるような単純な味ではなく、出汁や野菜、魚等、様々な要素が交じり合って構成されていました。見た目だけでなく味も彩り豊かです。一品一品それこそ丁寧に味わって食べるので、お弁当自体はそこまで量があるわけではないのですが、お腹一杯になりました。



さあ、お腹も心も満たされたところで男山にある石清水八幡宮を目指します。
表参道徒歩30分。


一の鳥居 
ここが表参道の入口です。


先頭を行く田島先生と竹浪先生。
学生達も負けじと付いていきます。

・松花堂跡

松花堂と泉坊の客殿は、明治初年の「神仏分離」後もしばらく男山に残っていました。
しかし、明治7(1874)年頃に京都府知事より「山内の坊舎は早々に撤却せよ」との
厳命が下ったため、当時の住職が山麓の大谷治麿氏に売却し
幸運にも破却されずに残りました。
その後、幾度かの移築を経て、現在の松花堂庭園は
昭和52(1977)年に八幡市の所有となり管理運営されています。


 茶室の間取りが示してありました。
四畳半ほどの広さです。

・石清水八幡宮
 
これを拝まずには帰れない!





 石清水八幡宮は、宇佐神宮、鶴岡八幡宮とともに日本三大八幡宮の一つです。
起源は平安時代始め、南都大安寺の僧・行教和尚は豊前国(現・大分県)宇佐八幡宮にこもり日夜熱祷を捧げ、八幡大神様の「吾れ都近き男山の峯に移座して国家を鎮護せん」との御託宣を蒙り、同年男山の峯に御神霊を御奉安したことから。
また、毎年9月15日に行われる石清水祭は大祭として
葵祭、春日祭とともに日本三大勅祭の1つに数えられています。

今年の2月9日に国宝に認定されました。


赤い社殿が美しい。お参りしてきました。

 龍と虎の彫刻が施してありました。
今回、見ることは出来ませんでしたが御本殿を囲む瑞籬には
極彩色の欄間彫刻が150点以上も施されており、一説には
江戸期の名工・左 甚五郎一派の作だとか。


・展望台

京都タワーが見えるので、ちょっと楽しいです。
平日かつシーズンオフということもあり、とても閑散としていました。
春は桜の名所です。


八幡竹クラブの作品


・休息所周辺




おそらくボーイスカウト関係であろう謎の像。 
Fさんが「最近は(技術の発達で)写真のピースサインも指紋を悪用されるから、今度から写真に写る時はこのポーズにしようかな」と言っていたのが印象的でした。


なんとエジソンが発明した白熱電球のフィラメントは男山の真竹だった!


・こもれびルート

帰路は表参道ではなくハイキングルート?である「こもれびルート」にしました。

ただ、なかなかにこの「こもれびルート」が分かりにくく、二回ほど「偽こもれびルート」に迷い込みました。


「偽こもれびルート」その2

この道は途中から明らかに一般者向けではなくなりました。

 「こもれびルート」の入口



急な階段や下り坂が続きます。

・男山の頂上
途中男山の頂上を通りました。
ただし、見晴らしゼロです、、、。

 国分寺跡



道中でケーブルカーと遭遇。

手を振りました。

・神應寺
このお寺へ行くために「こもれびルート」を選んだと言っても過言ではない。

 神應寺
しかし今回の目的はお寺ではなく神應寺の墓所です。

 長澤蘆雪の墓

蘆雪の「雪」の文字が見えますか。

因みに、長沢 蘆雪(宝暦4年~寛政11年)とは、江戸時代の絵師です。円山応挙の弟子で大胆な構図や奇抜な画風で知られています。

田島先生はここで墓石とツーショットを撮っていました。


・下山そして休憩

駅の近くのお茶屋さんで、ほっと一息入れました。


走井餅
私は今回初めてこのお餅を食べました。
こし餡を餅で包んであります。



 ほとばしる水滴の形を表わしているとか。




なかなかに盛りだくさんの遠足でしたが
美術作品を観る、美味しいものを食べる、歴史に触れる、体を動かす、と非常に充実しており
とても楽しかったです。

来年度もWeb班の活動をしっかりやっていきたいです。